カテゴリー「家呑み」の記事

2023/09/18

家呑み-水尾 辛口純米酒 一味

長野県飯山市の株式会社田中屋酒造店が醸す、「水尾(みずお)」の辛口純米酒 「一味(いちあじ)」です。「水尾」を家呑みするのは、約3年4ヶ月振りです。
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栓を抜くと、吟醸香がうっすらと立ち上がってきます。器に注いだお酒の色合いは、薄い黄緑色系の柳鼠に近い色合いです。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、旨味と柔らかい酸味を感じます。呑み込むと後味として旨味が残りますが、お酒の辛さとほんのチョイと苦味を感じます。

口中で転がすと味わいが少し濃くなった様に感じました。また、お酒の辛さも増してコクの様なものも出てきました。室内に置いて温ませると、ここでも味わいが少し濃くなって、やはりコクの様なものも感じました。

辛口のお酒ですが、旨味や酸味も程よく感じられる濃醇な味わいです。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいの傾向は殆ど変わりませんでした。

濃醇な味わいのお酒ですので食中酒に向いているかなと思い、食事中にいただくことが多かったです。めいち鯛やうめいろといった白身魚のお刺身に合わせると、お酒の味が魚の旨味を引き立ててましたねぇ。その他には、枝豆炊き込みご飯や豆富味噌田楽など、和食との相性が良かったかなと思いました。

濃醇で辛口な味わいが開栓時から変わりなく安定していて、いただいていて味わいに一本芯が通っている様に感じたお酒でした。


水尾 辛口純米酒 一味
  醸造元:株式会社田中屋酒造店(長野県飯山市)
  原料米:長野県飯山産ひとごこち,精米歩合:麹米:59%,掛米:70%
  アルコール度数:15%,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年8月
  購入場所:髙原商店,価格:2,550円+消費税(1800ml)


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2023/09/11

家呑み-玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker 2022BY

前回に引き続き、このお酒も2023年の夏酒です。京都府京丹後市の木下酒造有限会社の「玉川(たまがわ)」純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breakerです。
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栓を抜くと、柑橘系かなと思わせる上立ち香を感じます。器に注いだお酒の色合いは、少し濃い黄色系の色合いで枯草色が近いかと思います。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少しキリッとした口当たりです。お酒を口に含むと、旨味と柑橘系の柔らかい酸味が重なり合って口中に拡がります。ほんのチョイと甘味も感じます。呑み込むと、酸味と若干甘味が口中に残り、コクの様なものも感じます。

口中で転がすと酸味とコクが少し強調されますが、お酒の辛さも少し出てきます。室内に置いて温ませると、旨味が少し前に出てきて甘味も増してきました。

アルコール同数が17~18度と夏酒としては高めで、しっかりとお酒の味を楽しめます。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいの傾向は殆ど変わりませんでした。

食後にいただくお酒に向いてるかなと思いながらも、食中酒としても試してみました。ソース味の鯖カツやトラウトサーモンの刺身、豆腐と枝豆の和風あんなどが相性が良かったです。

お酒についてくる、杜氏のフィリップ・ハーパー氏が書かれているリーフレットに、「ワイングラスに氷を入れ」てお酒を注ぐロックがお薦めとありましたので、ロックでも試してみました。生憎ワイングラスは持っていませんので唎き酒猪口で試したところ、口当たりが柔らかくなり、柑橘系の様な酸味とほんのチョイと甘味が一服の涼を感じさせてくれました。

夏酒ですがアルコール度数が高めの無濾過生原酒なので、温度帯によっては少し濃く感じることもあります。それが蔵元Websiteでお薦めのキンキンに冷えている状態かロックでいただくと、案外呑み易くなったのが、いただいていて面白かったです。


玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker 2022BY
  醸造元:木下酒造有限会社(京都府京丹後市)
  原料米:滋賀県産日本晴,精米歩合:60%
  アルコール度数:17度以上18度未満,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年7月
  杜氏:フィリップ・ハーパー
  購入場所:はせがわ酒店グランスタ店,価格:3,100円+消費税(1800ml)
  ※原料米は蔵元Websiteから転記


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2023/09/03

家呑み-天吹 特別純米 夏に恋する特別純米 生

暦の上では9月、秋ですが、まだまだ2023年の夏酒の感想です。佐賀県三養基郡みやき町の天吹酒造合資会社の季節限定酒、「天吹(あまぶき)」特別純米 夏に恋する特別純米 生酒です。
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開栓すると、洋梨の様な果実香を感じます。お酒の色合いは、裏葉柳の様な薄い黄緑色系です。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、旨味を感じてから果実様な酸味が出てきます。呑み込むと後味として酸味が残り、段々と消えていきます。

口中で転がすと酸味が少し出てきますが、チョイと苦味も感じます。室内に置いて温ませると、旨味と酸味が混じり合って、味が冷酒よりも濃くなりました。

夏酒ですが水っぽくなく、お酒の味をしっかりと感じることができます。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいの傾向は殆ど変わりませんでした。

食事中か食後、どちらの場面でいただくのがアチキに合っているか、答えが中々出ませんでした。食中酒としていただいた時に相性が良かった料理は、沖縄風豚角煮ご飯や赤魚味醂干し、鮪の中落ちに小松菜とシメジの辛子和えなどでした。お酒の味がしっかりと出ているので、濃いめの味付けの料理でも合わせ易かったですねぇ。

一本芯が通っているなと感じさせる味わいのお酒でした。個人的にはキンキンに冷えた状態の味わいが、アチキの好みでした。


天吹 特別純米 夏に恋する特別純米 生
  醸造元:天吹酒造合資会社(佐賀県三養基郡みやき町)
  原料米:山田錦,精米歩合:60%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年7月
  購入場所:髙原商店,価格:2,800円+消費税(1800ml)
  ※原料米は蔵元Websitteから転記


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2023/08/27

家呑み-一乃谷 純米無濾過生原酒

福井県大野市の株式会社宇野酒造場で造られた「一乃谷(いちのたに)」純米無濾過生原酒です。このお酒も前回に引き続き、初めていただくお酒です。
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栓を抜くと吟醸香がうっすらと立ち上がってきます。器に注いだお酒は、極薄い黄緑色系で、山葵色が近いでしょうか。

いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、葡萄の様な酸味を感じてから旨味が顔を出します。呑み込むと酸味が後味として残りますが、お酒の辛さが後から感じます。

口中で転がすと酸味が少し出てきますが、お酒の辛さも強調されます。お酒を室内に置いて温ませると、味わいが柔らかくなって酸味と旨味が程よいバランスで混じり合っています。

酸味を主軸に旨味とお酒の辛さに加えて甘味もチョイと感じられる、少々複雑な味わいです。

開栓してから1週間後に再度いただきましたが、旨味が少し出てきました。以後は3,4日から1週間置きにいただいてましたが、段々と旨味主体の味わいに変わりました。

食事中にいただくことが多かったです。合わせてみて相性が良かったなと感じたのが、鯛釜飯や鰹のたたきの他に餃子やゴーヤチャンプルー等でした。

今回いただいたお酒は開栓から時間が経つにつれて、酸味主体から旨味主体に味わいが変化していきました。呑み進める内に味わいが変わってくるのが、生酒の面白いところかなと思います。


一乃谷 純米無濾過生原酒
  醸造元:株式会社宇野酒造場(福井県大野市)
  原料米:福井県産五百万石,精米歩合:55%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年6月
  購入場所:宮田酒店,価格:2,818円+消費税(1800ml)


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2023/08/21

家呑み-深然 -MIZEN- 純米吟醸

初めていただくお酒です。新潟県中魚沼郡津南町の苗場酒造株式会社が、今年2023年より製造・販売している「深然 -MIZEN- (みぜん)」純米吟醸です。
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開栓すると、桃か葡萄の様な香りがします。器に注いだお酒はうっすらと黄色味がかっています。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、桃の様な柔らかい酸味を感じてから旨味が口中に拡がります。呑み込むと後味として旨味が残り、コクの様なものも感じます。

口中で転がすと柔らかい酸味が少し出てきますが、ほんのチョイと苦味も顔を出してきます。お酒を室内に置いて温ませると、旨味主体の味わいになり甘味も感じます。冷酒に比べて味わいが少し濃くなりました。

柔らかい酸味とお米の旨味が適度に感じられる、穏やかな味わいです。

開栓後は3,4日から1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

呑み始めの印象から料理に合わせ易いかなと思い、食中酒としていただくことが多かったです。色々な料理と合わせてみましたが、お酒の味が料理の味を引き立ててました。中でも枝豆炊き込みご飯や縞鯵の刺身、モヤシのナムル等は相性が良かったですねぇ。

蔵元のWebsiteを見ると、今回いただいた「深然」は「乾杯酒としても食中酒としても楽しめるような日本酒」として造ったとの事です。造り方も日本酒として一般的な「三段仕込み」ではなく、「二段仕込み」で造っているそうです。様々な料理と合わせ易い味わいでしたが、最初の一杯目としていただいても申し分ないなと思いました。


深然 -MIZEN- 純米吟醸
  醸造元:苗場酒造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町)
  原料米:国産米,精米歩合:60%
  アルコール度数:14度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:記載無し
  購入場所:髙原商店,価格:2,727円+消費税(1800ml)


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2023/08/15

家呑み-鳩正宗 特別純米酒 夏純

青森県のお酒「鳩正宗(はとまさむね)」を初めて家呑みしました。今回いただいたのは夏向けに造られた特別純米酒 夏純です。蔵元は青森県十和田市の鳩正宗酒造株式会社です。
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開栓すると、林檎の様な爽やかな上立ち香が立ち上がってきます。お酒の色合いはうっすらと黄色味がかっています。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、林檎を思わせる柔らかい酸味と旨味が口中に拡がります。ほんのチョイと甘味も感じます。呑み込むとやはり林檎の様な味わいが口中に残ります。

口中で転がすと柔らかい酸味がより強調されます。お酒を室内に置いて温ませると旨味が前面に出てきて、味わいが少し濃くなったように感じました。

冷えているときは柔らかい酸味主体の味わいで、いただいていて一服の涼を感じます。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

冷えている状態での味わいでは、食前酒として少量いただくか食後の一杯としたくなり、主に食後にいただいてました。そんな中で食中酒としていただいた際は、牛肉と山椒の炊き込みご飯や〆鯖等との相性が良かったですねぇ。

「鳩正宗」お酒の味を十分に感じさせるお酒が多い印象があります。今回いただいた夏酒も、水っぽく無くお酒の味が十分出ていて且つ涼も感じられるお酒でした。



鳩正宗 特別純米酒 夏純
  醸造元:鳩正宗酒造株式会社(青森県十和田市)
  原料米:国産米,精米歩合:60%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年6月
  購入場所:三ツ矢酒店,価格:2,800円+消費税(1800ml)


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2023/08/06

家呑み-石鎚 純米吟醸 朝日米55

愛媛県西条市の石鎚酒造株式会社が醸す「石鎚(いしづち)」純米吟醸朝日米55です。酒米には飯米の岡山県産朝日米が使用されています。
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栓を抜くと、注ぎ口から吟醸香が上がってきます、器に注いだお酒は、うっすらとした黄緑色系で裏葉柳が高いでしょうか。

いつものように一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。円い口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味と果実系の柔らかい酸味が口中に拡がります。呑み込むと後味として旨味が残りますが、お酒の辛さもチョイと感じます。

口中で転がすと酸味とお酒の辛さを感じ、吟醸香が鼻腔を抜けていきます。室内に暫し置いて温ませると、旨味をより出てきました。

旨味を程よく感じられて、酸味とお酒の辛さが味わいのアクセントになっています。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

食中酒としていただくことが多かったです。帆立と昆布の炊き込みご飯や鱧の湯引き梅肉和え、ローストビーフに枝豆塩茹で等に合わせた時は、お酒の旨味が料理の味わいを引き立ててましたねぇ。

「石鎚」を家呑みしたのは2016年11月以来で、6年9ヶ月振りになります。前回いただいたのは特別純米ひやおろしでしたが、食中酒向きのお酒だと感想を書いてました。今回いただいた純米吟醸酒もやはり食中酒向きで、料理に合わせ易い旨味主体の味わいでした。


石鎚 純米吟醸 朝日米55
  醸造元:石鎚酒造株式会社(愛媛県西条市)
  原料米:岡山県産朝日米,精米歩合:55%
  アルコール度数:16度,日本酒度:+2.0
  酵母:自家培養酵母,酸度:1.4,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年4月
  購入場所:味ノマチダヤ,価格:3,091円+消費税(1800ml)


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2023/07/31

家呑み-原田 夏純米酒 ナツ 無濾過生原酒

山口県のお酒「原田(はらだ)」を凡そ3年半振りに家呑みしました。今回いただいたのは、季節限定品の夏純米 無濾過生原酒です。蔵元は山口県周南市の株式会社はつもみじです。
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開栓すると、爽やかな香をほんのり感じます。お酒の色合いは、裏葉柳の様なうっすらとした黄緑色系です。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し堅めの口当たりです。お酒を口に含むと、パインか柑橘系の様な酸味と舌上にピリピリとしたガス感を感じます。次いでお米の旨味が表れてきます。呑み込むと酸味が口中に残りますがすぐに消えるので、キレの良さを感じさせます。

口中で転がすと旨味が少し出てきますが、苦味もほんのチョイと顔を出してきます。室内に暫し置いて温ませると、酸味が柔らかくなって旨味が少し出てきました。

酸味主体の夏酒らしい爽やかな味わいだなと、開栓時に思いました。

開栓から4,5日後に再びいただきましたが、舌上で感じたピリピリとしたガス感は無くなり、旨味が少し出てきました。以後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、段々と旨味が味わいの主体になり、酸味は後から感じるようになりました。

開栓時では食前酒か食後にいただくのが向いているかなと思いましたが、味わいが旨味主体に変化するにつれて料理に合わせ易いかもと、印象が変わっていきました。実際に酸味より旨味を感じる味わいになった頃では、鰹のたたきや温豆腐茸あんかけと合わせてみると、お酒が料理の味わいを引き立ててました。また、鮃の切り身のアクアパッツァとの相性も良かったですねぇ。

開栓時から時間が経つにつれて、酸味主体から旨味主体に味わいが変化するのが、いただいていて楽しかったです。アルコール度数が14度と日本酒としてはやや低めなので、真夏でも比較的呑み易いかなと思います。


原田 夏純米酒 ナツ 無濾過生原酒
  醸造元:株式会社はつもみじ(山口県周南市)
  原料米:山口県産山田錦,精米歩合:60%
  アルコール度数:14度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年5月
  購入場所:髙原商店,価格:3,100円+消費税(1800ml)


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2023/07/24

家呑み-玉櫻 純米吟醸 完全発酵 無濾過生原酒

初めていただくお酒です。島根県邑智郡邑南町にある玉櫻酒造有限会社の「玉櫻(たまざくら)」純米吟醸 無濾過生原酒です。
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栓を抜く時、ポンとガスが抜ける感触があります。注ぎ口からは柑橘系の上立ち香が立ち上がってきます。お酒の色合いは、裏葉柳の様な薄い黄緑色系です。

いつもの様に冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味と柑橘系の酸味が口中に拡がって、舌上に炭酸ガス由来のピリピリとしたガス感を感じます。呑み込むと旨味が口中に残り、お酒の辛さも少し感じます。

口中で転がすと酸味が少し前に出てきますが、苦味も若干感じます。室内に暫し置いて温ませると、旨味が主張していて甘味やコクも感じます。冷酒に比べて味わいが少し濃くなりました。

濃醇で辛口のお酒です。旨味が味わいの中心にあり、お酒の辛さが味わいを引き締めています。個人的には、キンキンに冷えた状態での味わいが好みです。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。開栓時に感じたガス感は、開栓後2週間を過ぎた辺りで無くなりました。

濃醇辛口な味わいなので、食事中にいただくことが多かったです。鮃や中トロのお寿司や金目鯛のお刺身などに合わせた時は、お酒の味わいが魚の旨味をより引き立てていましたねぇ。魚以外では、茸のリゾットやツナと胡瓜、新玉葱のサラダの様な洋食でも相性がよく、食事が進みました。

一度にがぶ呑みするのでは無く、ゆるりとお酒そのものの味わいを楽しんだり、料理との相性を探ってみたりなどのいただき方が、アチキには合ってました。お酒自体の味わいを主張しつつも料理の味も引き立ててくれる、食中酒向きのお酒でした。


玉櫻 純米吟醸 完全発酵 無濾過生原酒
  醸造元:玉櫻酒造有限会社(島根県邑智郡邑南町)
  原料米:島根県産五百万石,精米歩合:60%
  アルコール度数:19度,日本酒度:+10
  酵母:701号,酸度:2.3,アミノ酸度:1.4
  杜氏:櫻尾 尚平
  製造年月:2023年3月
  購入場所:大塚屋,価格:3,400円+消費税(1800ml)


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2023/07/13

家呑み-七賢 純米吟醸 夏純吟

家呑みでは初めていただくお酒です。山梨県北杜市の山梨銘醸株式会社で造る「七賢(しちけん)」の夏酒で、生酒ではなく火入れしたお酒です。
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栓を抜くと葡萄の様な優しい香りが立ち上がってきます。ほぼ無色透明なお酒です。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、葡萄かライチのような果実様な柔らかい酸味を先ず感じます。次いで旨味が出てきますが、チョイとお酒の辛さもあります。呑み込むと後味として酸味が口中に残りますが、波が引くようにサーッと消えます。心地よいキレです。

口中で転がすと、果実様の酸味をより感じます。室内の暫し置いて温ませると、さらに柔らかい味わいになりました。

酸味や旨味の濃さがアチキには程よく、少し軽やかで爽やかな印象です。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

食事に合わせていただくことが多く、アサリ釜飯やかしわ飯の様な炊き込みご飯に太刀魚にカンパチのお刺身など、和食と相性が良かったですねぇ。

開栓してから呑みきるまでの凡そ1ヶ月半、味わいの傾向は変わらず初夏のような爽やかさを感じさせてくれるお酒でした。


七賢 純米吟醸 夏純吟
  醸造元:山梨銘醸株式会社(山梨県北杜市)
  原料米:夢山水,精米歩合:57%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年4月
  購入場所:髙原商店,価格:3,000円+消費税(1800ml)
  ※原料米は蔵元Websiteから転記


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