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2025/10/13

家呑み-野良 純米酒 NATSUNEKO LABEL

鳥取県鳥取市の有限会社山根酒造場が醸す「野良(のら)」純米酒夏酒です。こちらの蔵元が造るお酒では、「日置桜(ひおきざくら)」の冷やおろしを以前家呑みした事がありましたが、「野良」は今回初めていただきました。

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栓を抜くと立ち上がってくる上立ち香は、チョイとドライな印象があります。器に注いだお酒は、少し濃いめの黄緑色系で若葉色に近い色合いをしています。

それでは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味を感じてからやや強めな苦味が出てきて、ドライ感を一気に感じます。呑み込むと、旨味と苦味が後味として残ります。

口中で転がすと、旨味が少し強調されますが、苦味からくるドライ感も残ります。室内に置いて温ませると、苦味は消えて旨味が前面に出てきます。少し味わいが濃くなりました。

旨味と苦味由来のドライ感が各々主張している、野太い印象のお酒です。個人的には一度に多く煽るのでは無く、チビチビといただきたい味わいです。

開栓後は3,4日から1週間置きにいただいてましたが、苦味は少しずつ薄まり開栓から10日間ほど経つと、苦味は無くなり酸味を少し感じるようになりました。以降、味わいの変化は殆ど感じませんでした。

開栓時の印象から、食後にチビチビと呑むか食事中にいただいてました。食中酒として合わせてみた料理は、伊佐木の刺身、沖縄風豚角煮ご飯、厚揚げの煮物に冬瓜のそぼろ餡、胡瓜と茗荷の浅漬けや水菜とシメジの酢醤油和え等々。冷蔵庫から出したばかりのキンキンに冷えた冷酒ではなく、温んで味わいが少し丸くなった状態の方が、料理との相性がよかったかな、と思います。

今回いただいた「野良」は、地域ねこ活動を支援する目的で造られたお酒で、売り上げの一部が地域ねこ活動の団体に寄付されるとのことです。これまで、お燗酒向けの「福ねこラベル」のお酒のみでしたが、2025年夏(R6BY)に初めて夏酒を製造・販売したそうです。

ラベルの印象とは異なって、かなり重厚な味わいです。裏ラベルには「10℃から室温が飲み頃」と書かれているように、冷酒よりは少し温ませた状態での味わいが、アチキの好みでした。時々は「野良」のような、重厚な味わいの夏酒も乙なものです。


野良 純米酒 NATSUNEKO LABEL
  醸造元:有限会社山根酒造場(鳥取県鳥取市)
  原料米:玉栄,精米歩合:60%
  アルコール度数:15度,日本酒度:+10.0
  酵母:協会9号,酸度:2.4,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2025年7月
  購入場所:大塚屋,価格:3,200円+消費税(1800ml)


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