« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »

2025年5月

2025/05/26

家呑み-ゆきのまゆ 純米吟醸 生酒

はじめていただいたお酒です。新潟県中魚沼郡津南町の苗場酒造株式会社が造る「ゆきのまゆ」純米吟醸生酒です。以前は「醸す森」として販売していたお酒を2024年10月に「ゆきのまゆ」として、リブランドしたそうです。

Img_5285
開栓する前に、瓶を静かに逆さまにして滓を均一にします。栓を抜く時に、ポンと瓶内のガスが抜ける音がします。上立ち香は華やかな吟醸香です。器に注いだお酒は緑色が少し混じった薄灰色系の色合いで、青磁鼠が近いです。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少しキリッとした口当たりです。お酒を口に含むと、舌上にピリピリとしたガス感を感じ、やや強めなフルーティな酸味が口中に拡がります。また、ほんのチョイと苦味もあるのですが、これが味わいのアクセントになっています。呑み込むと酸味はサッと消えて、旨味が口中に残ります。

口中で転がすと、酸味とピリピリとしたガス感が強調されます。室内に置いて温ませると、口当たりが円くなってガス感も消えました。旨味が少し出てきました。

フルーティな酸味が味わいの中心にいます。

開栓後は3,4日から1週間置きにいただいてました。開栓後1週間位は味わいにな変化は感じませんでしたが、10日程経つとガス感は無くなり旨味が少し出てきました。その後開栓から2週間を過ぎると、口当たりが少し柔らかくなり酸味と旨味を程よく感じられるようになりました。

主に食事中にいただいてました。合わせてみた料理は、肉豆腐、鶏肉と野菜の蒸し煮、小松菜と竹輪のわさび和えなどの和食や菜花のペペロンチーノや鰆の切り身のアクアパッツァなどのイタリアン。料理を食べた後にこのお酒をいただくと、口中がスッキリして次の料理に箸が進みましたねぇ。

ここの蔵元が使用している仕込水は軟水だそうです。それ故か、今回いただいたお酒の口当たりは封開け時は少しキリッと感じましたが、時間が経つにつれて柔らかくなりました。料理に合わせ易いお酒でした。


ゆきのまゆ 純米吟醸 生酒
  醸造元: 苗場酒造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町)
  原料米:国産米,精米歩合:60%
  アルコール度数:14度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  購入場所:髙原商店,価格:3,000円+消費税(1800ml)


にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村
2023-06-04 12:53:04

2025/05/14

家呑み-北島 純米吟醸 無濾過生 大入りひっぱりだこ

滋賀県県湖南市の北島酒造株式会社が造る「北島(きたじま)」純米吟醸無濾過生酒 大入りひっぱりだこをいただきました。滓がらみのお酒です。

Img_5284
開栓する前に、瓶を静かに逆さまにして滓を均一にします。その後に栓を抜くと、葡萄の様な香りを感じます。滓がらみのお酒なので、器に注いだお酒は少し白みがかった黄緑色系の裏葉柳に近い色合いです。

それではいつもの様に冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、葡萄の様な酸味と香りを感じてからお米の旨味が次いで出てきます。味の濃さは濃すぎず薄すぎず、アチキには丁度いい塩梅です。お酒を呑み込むと、後味として酸味が残るかなと思ったらすぐに消えて、旨味とお酒の辛さを暫し感じます。

口中で転がすと、酸味とと旨味が少し出てきて、爽やかな香りが鼻腔を抜けていきます。室内に置いて温ませると、旨味がチョイと主張してきますが、最初にいただいたときよりも少し固い印象になりました。

酸味や旨味、お酒の辛さ、どれかが突出せず程よいバランスで感じられて呑み易い味わいです。

開栓後は3,4日から1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化は感じませんでした。

味の濃さが個人的に程よかったので、食事中や食後、いただく場面はその日の気分で選んでました。食中酒としては、〆鯖や鰤の照焼、湯豆腐や小松菜と油揚げの煮浸しなど和食を中心に合わせてました。和食以外では回鍋肉などの味が濃い中華料理を食べた後にこのお酒をいただくと、お酒の味わいが口中をスッキリさせてくれて、食も呑みも進みましたねぇ。

お酒の表ラベルですが、酒名の「ひっぱりだこ」に因んで蛸が描かれています。このお酒を酒屋さんで初めて見たとき、この表ラベルのインパクトが強かったので思わず購入しましたが、味わいは尖っておらず、繰り返しになりますが呑み易いお酒でした。


北島 純米吟醸 無濾過生 大入りひっぱりだこ
  醸造元: 北島酒造株式会社(滋賀県湖南市)
  原料米:近江産吟吹雪,精米歩合:55%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2025年2月
  購入場所:大塚屋,価格:2,900円+消費税(1800ml)


にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村
2023-06-04 12:53:04

2025/05/01

家呑み-浦里 純米酒

初めていただくお酒です。茨城県つくば市の合資会社浦里酒造店の「浦里(うらざと)」純米酒です。こちらの蔵元が造るお酒は「霧筑波(きりつくば)」が主要銘柄で、「浦里」は2020年に登場した新しい銘柄のお酒です。

Img_5262
栓を抜くと、吟醸香をうっすらと感じます。器に注いだお酒は、黄緑色系の裏葉柳に近い色合いです。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、果実系で柔らかな酸味を先ず感じてからお酒の辛さと旨味が出てきますが、苦味や甘味もチョイとあります。呑み込んでからの後味は、酸味から旨味へと変わります。

口中で転がすと、酸味が強くなりますが渋味?の様な味も感じます。室内に置いて温ませると、旨味が少し出てきて、味わいが少し落ち着いてきた様に思えます。

一口で様々な味が感じられる、複雑系の味わいです。

開栓後かは4,5日から1週間置きにいただいてました。味わいの傾向はほぼ同じでしたが、苦味はいつしか感じられなくなり、代わりにコクのようなものが出てきました。

主に食中酒としていただいてました。合わせてみた料理は、〆鯖、穴子の蒲焼き丼等の魚料理、菜花の辛子和えやたたき胡瓜のピリ辛和え、モヤシのナムル等の野菜を使った副菜、おろしポン酢をかけた豆腐ステーキや豚肉と厚揚げの味噌炒めといった少し手を加えた豆腐料理など。お酒の味わいが料理の味を引き出してましたねぇ。

今回いただいた「浦里」は、協会10号酵母として日本醸造協会でも頒布されている「小川酵母」を使用しています。小川酵母で醸したお酒の特徴は酸が少なく穏やかな香りのお酒だそうで、封開け時の感想とほぼ同じでした。

旨味と酸味、お酒の辛さなどが、どれも突出せずに程よく感じられて且つ料理にも合わせ易い、食中酒向きなお酒でした。


浦里 純米酒
  醸造元: 合資会社浦里酒造店(茨城県つくば市)
  原料米:国産米(茨城県産),精米歩合:60%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2024年11月
  購入場所:宮田商店,価格:2,700円+消費税(1800ml)


にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村
2023-06-04 12:53:04

« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »

フォト
2025年6月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

にほんブログ村

無料ブログはココログ