家呑み-天寶一 Style "あさがお" 純米吟醸
2024年10月の半ばになり巷では冷やおろし、秋あがりのお酒が多く流通していますが、今回拙ブログで取り上げるお酒は2024年の夏酒だったりします(^o^) 広島県福山市にある株式会社天寶一の「天寶一(てんぽういち)」純米吟醸酒 あさがおです。

栓を抜くと、バナナを思わせる上立ち香がうっすらと立ち上がってきます。器に注いだお酒は、少し灰色がかった黄緑色系の裏葉柳に近い色合いをしています。
いつもの様に冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。やや締まった感じの口当たりです。お酒を口に含むと、ビロードの様な感触を舌上に感じます。そして、旨味が出てきたなと思った直ぐ様、パイン系の酸味が口中に拡がります。呑み込むと酸味が口中に残りますが、苦味とお酒の辛さも少々感じます。これらの後味はいつまでも残らずにスーッと消えます。
口中で転がすと、旨味とお酒の辛さが前面に出てきます。室内に置いて温ませると、口当たりが滑らかになり、やはり旨味とお酒の辛さを感じます。
冷酒だと辛口ですが、酸味が味わいの真ん中にいます。温んでくると旨味が出てきますので、お酒の温度によって味わいの変化が楽しめます。
開栓後は3日から1週間置きにいただいてました。その間、冷えている状態では味わいの傾向は変わりませんでしたが、温んでくると旨味に加えてカラメルの様な甘味が出てきました。
主に食中酒としていただいてました。合わせてみた料理は、茸の炊き込みご飯、〆鯖やオリーブハマチの刺身、焼き茄子や梅きゅうに厚揚げ焼き、変わったところではイカスミのパスタ等。様々な料理と合わせてみましたが、お酒と料理の味わいがお互いに引き立ててている様に思いました。
ラベルには使用酵母の記載がありませんでしたが、ネットで調べてみると福山市の花である「バラ」の酵母を使用しているようです。
2024年の夏も酷暑でした。少しでもバテると食欲が細くなりがちですが、今回いただいた「天寶一」は一服の涼を感じさせて、尚且つ食事が進む味わいのお酒でした。
天寶一 Style "あさがお" 純米吟醸
醸造元:株式会社天寶一(広島県福山市)
原料米:広島県産八反錦,精米歩合:60%
アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
製造年月:2024年7月
購入場所:髙原商店,価格:3,055円+消費税(1800ml)
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