家呑み-喜楽長 純米酒 second
滋賀県のお酒「喜楽長(きらくちょう)」を4年9ヶ月ぶりに家呑みしました。今回いただいたお酒は、純米酒 secondです。蔵元は滋賀県東近江市の喜多酒造株式会社です。
栓を抜くと、果実系の上立ち香を感じます。器に注いだお酒は黄緑色系の裏葉柳に近い色合いをしています。
冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味を感じてから果実系の酸味が顔を出してきます。呑み込むと酸味と旨味が混じり合ったような味わいが口中に残りますが、コクのようなものも感じます。
口中で転がすと、旨味が少し出てきますが、チョイと苦味も感じます。室内に置いて温ませると、全体的に円みを帯びたような味わいになりました。
所謂雑味は殆ど無く、お米の旨味と酸味を真っ直ぐに、でも尖っていなくて優しく感じる味わいです。
開栓から2日後に再度いただきましたが、旨味に加えて甘味が開栓時と比較して出てきました。以降は2,3日から1週間置きにいただいてましたが、味わいの傾向は2回目にいただいた時とほぼ同じでした。
味わいの傾向から食中酒として料理に合わせていただく事が多く、鰹のたたきやスルメイカの刺身、温豆腐茸あんに茄子のお浸しや枝豆の塩茹でなどと合わせてみましたが、何となくお酒の味わいが料理に寄り添っているような印象でした。
今回いただいたお酒は、銘に「純米酒 second」とありますので、これ以前に「first」もあるそうです。「first」が「日本酒とのはじめての出会い」をコンセプトに醸したのに対して、「進化する世界」をテーマに白麹と滋賀県で新たに生まれた酵母を使用する事により、「進化」を表現したとの事です。
お米の旨味と果実系の酸味がどちらも突出せずに程よいバランスで感じられて、繰り返しになりますが、いただいていて何処か優しい印象のお酒でした。
喜楽長 純米酒 second
醸造元:喜多酒造株式会社(滋賀県東近江市)
原料米:山田錦、日本晴,精米歩合:65%
アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
製造年月:2024年6月
購入場所:三ツ矢酒店,価格:2,600円+消費税(1800ml)
※原料米は蔵元Websiteから転記
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