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2024年7月

2024/07/29

家呑み-出雲富士 特別純米 無濾過生 夏雲 Natsumo

島根県のお酒、「出雲富士(いずもふじ)」を2020年春以来、久し振りに家呑みしました。今回いただいたのは限定品の夏酒で特別純米 無濾過生酒 「夏雲(なつも)」です。蔵元は島根県出雲市の富士酒造合資会社です。

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開栓すると、柑橘系の香りが注ぎ口から立ち上がってきます。器に注いだお酒は薄い黄緑色系の色合いで夏虫色が近いでしょうか。

いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、柑橘系の酸味を感じてから甘味と旨味が顔を出してきます。呑み込むと口中にお酒の辛さが残りますが、若干苦味もあります。

口中で転がすと、お酒の辛さと苦味が増します。室内に置いて温ませると、酸味と旨味が程よく混じり、味わい深くなりました。

夏向けのお酒ですが、新酒で感じる事の多いフレッシュさ、若々しさを感じられる味わいです。

開栓から3日後に再度いただきましたが、酸味は少し後退して旨味と甘味が前に出てきました。開栓時よりも少し落ち着いた感じがします。その後は3,4日から1週間置きにいただいてましたが、旨味と酸味が主体でそこに甘味がチョイとからむ味わいで安定していました。

食中酒としていただく事が多く、鰺の刺身に人参と豚肉の味噌炒め、横須賀風の湯豆腐や胡瓜と茗荷とワカメの酢の物等々、様々な料理に合わせ易く食と呑みが進みました。

開栓直後は若々しい印象でしたが、後に旨味と酸味のバランスが心地よくて料理にも合わせ易い、食中酒向きのお酒でした。


出雲富士 特別純米 無濾過生 夏雲 Natsumo
  醸造元:富士酒造合資会社(島根県出雲市)
  原料米:出雲産佐香錦,精米歩合:60%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2024年5月
  購入場所:はせがわ酒店グランスタ店,価格:2,980円+消費税(1800ml)


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2024/07/21

家呑み-長陽福娘 西都の雫 直汲み 夏 純米

山口県萩市にある岩崎酒造株式会社の「長陽福娘(ちょうようふくむすめ)」純米 夏酒 直汲みです。酒米は山口県産の「西都の雫」が使用されています。今回いただいたのは生酒ではなく、瓶詰めした後に火入れしたお酒です。
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栓を抜くと、果実系の香りを感じます。器に注いだお酒は無色に近い、薄い黄緑色系の柳鼠の様な色合いです。

では冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一杯目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、旨味とサイダー系の爽やかな酸味を感じますが、仄かに甘味もあります。呑み込むと酸味はサッと消えて旨味を若干感じますが、いつまでも残らずに消えていきます。爽やかなキレがありますねぇ。

口中で転がすと、サイダー系の酸味がチョイと出てきます。室内に置いて温ませると、味わいが少し濃くなって酸味が前に出てきました。

旨味と酸味を程よく感じますが、キレがあって爽やかな味わいです。

開栓から3日後に再度いただくと、開栓時に感じたサイダー感は無く、旨味と果実系の酸味が味わいの主軸でした。その後は4,5日から1週間置きにいただいてましたが、旨味と果実系の酸味中心の味わいに大きな変化はありませんでした。

食事中か〆の一杯としていただくことが多かったです。食中酒としては、ニタリ鯨の刺身や豆富味噌田楽にラッキョウの酢漬けなどが相性がよかったのですが、和食以外にも鱸の切り身のアクアパッツァや茸のリゾットなどのイタリア料理も合わせてみると、お酒の味わいが料理の味を引き立ててましたねぇ。

「長陽福娘」は外呑みでも時々いただくこともあって好きなお酒の一つですが、今回いただいた夏酒もアチキ好みの味わいでした。梅雨時から真夏に闕けて蒸し暑い最中でいただくと、爽やかな味わいで一服の涼を感じられるお酒でした。


長陽福娘 西都の雫 直汲み 夏 純米
  醸造元:岩崎酒造株式会社(山口県萩市)
  原料米:山口県産西都の雫,精米歩合:60%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2024年6月
  購入場所:宮田酒店,価格:2,800円+消費税(1800ml)


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2024/07/14

家呑み-庭のうぐいす 特別純米 なつがこい

外呑みでもいただく機会が多い福岡県のお酒「庭のうぐいす(にわのうぐいす)」を、3年4ヶ月ぶりに家呑みしました。今回いただいたのは夏のお酒で、特別純米 なつがこいです。蔵元は福岡県久留米市の株式会社山口酒造場です。
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栓を抜くと、柑橘系の香りが注ぎ口から立ち上がってきます。器に注いだお酒はほぼ無色に近く、敢えて言うならば薄い黄緑色系の千草鼠が色合いとしては近いです。

いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。少しキリッとした口当たりです。お酒を口に含むと、旨味を感じてから爽やかな酸味が出てきます。呑み込むと旨味とコクの様なものが口中に残りますが、しつこくないです。キレがありますねぇ。

口中で転がすと、爽やかな酸味が口中に拡がります。室内に置いて温ませると、味わいが少し濃くなって、旨味がチョイと出てきました。

味わいは旨味が主軸ですが、あまり濃くなく軽やかな印象です。

開栓翌日に再度いただきましたが、旨味主体で軽やかな味わいに変化はありませんが、苦味を若干感じました。以後は2,3日から1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化は無く安定していました。

食事中や食後など、場面をさほど意識せずにいただいてました。食中酒としては、穴子蒲焼き丼にたたき胡瓜のピリ辛和えや小松菜の辛子和えなどの料理と相性がよく、爽やかで軽やかな味わいが口中をスッキリさせてくれる一方で、料理の味を引き立ててくれました。

ラベルには原料米の品種が書いてありませんが、ネットで調べてみると麹米に「山田錦」、掛米は福岡県産の酒造好適米「夢一献」が使われているようです。

旨味主体ながらも酸味が爽やかな印象を与えていて、また軽やかでキレもあるので、梅雨時の蒸し暑い日に一服の涼を感じさせるお酒でした。


庭のうぐいす 特別純米 なつがこい
  醸造元:株式会社山口酒造場(福岡県久留米市)
  原料米:国産米,精米歩合:60%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2024年5月
  購入場所:三ツ矢酒店,価格:2,750円+消費税(1800ml)


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