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2024年6月

2024/06/30

家呑み-名倉山 純米生酒 Lake × Whale?

多分、家呑みでは初めていただくお酒です。福島県会津若松市にある名倉山酒造株式会社の「名倉山(なぐらやま)」純米生酒 Lake × Whale?です。ラベルに描かれているのは、お酒の銘にもなっている名倉山から見下ろした猪苗代湖畔。その湖に浮かぶ翁島が鯨の様に見えるので、Lake × Whale?と名付けたそうです。打ち上げ花火も描かれているので、夏向けのお酒との事です。
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栓を抜くと、メロン系の香りが注ぎ口から立ち上がってきます。器に注いだお酒は薄い黄緑色系の白緑に近い色合いです。

それでは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、メロンの様な酸味と旨味に甘味が混じりあって口中に拡がります。舌上にほんのチョイとピリピリとしたガス感も感じます。呑み込むと旨味が口中に残りますが、静かに消えていきます。

口中で転がすと、やはりメロン系の香りが鼻腔を抜けて旨味が少し前に出てきますが、若干お酒の辛さも感じます。室内に置いて温ませると、冷酒よりも滑らかな口当たりになって旨味が少し出てきました。

甘味や酸味を伴った旨味が味わいの主体で、呑み易いお酒だと思います。

開栓後3,4日後に再びいただきましたが、ピリピリとしたガス感は感じず、味わいに少しコクの様なものが出てきました。以後はほぼ1週間毎にいただきましたが、味わいの変化は感じず少しコクのあるメロン系の味わいでした。

味わいに大きな偏りがなく呑み易いので、食中酒としていただく事が多かったです。呑み始めが5月だったので、筍の炊き込みご飯や鰆の刺身に鰹のたたき等、春や初夏を感じさせる料理と合わせてみると、お酒の味わいが料理の味わいを一層引き立ててくれて食が進みました(^o^)面白い組み合わせでは、栃木県産の苺とちあいかに合わせた際は、苺の爽やかな酸味とメロン系のお酒の味わいが、妙にマッチしていて面白かったですねぇ。

ラベルには原料米の品種が書いてありませんが、ネットで調べてみると福島県産の「チヨニシキ」が使われているようです。

蔵元のWebsiteを拝見すると、「名倉山」で目指しているのはお米本来の甘味が旨味に変わり、ふわっと拡がり喉ごしがいいお酒との事です。なるほど、今回いただいた純米生酒 Lake × Whale?も、甘味を伴った旨味が主体で、後味もいつまでも残る事無く静かに消えていきました。いただいていて爽やかな初夏を感じさせるお酒でした。


名倉山 純米生酒 Lake × Whale
  醸造元:名倉山酒造株式会社(福島県会津若松市)
  原料米:国産米,精米歩合:65%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2024年5月
  購入場所:髙原商店,価格:2,495円+消費税(1800ml)


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2024/06/16

家呑み-烏輪 純米酒 緑のたいよう

初めていただいたお酒です。広島県広島市の老舗蔵旭鳳酒造株式会社が醸す「烏輪(うりん)」純米酒 緑のたいようです。広島県産の八反錦を、精米歩合80%の低精白で醸しています。
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開栓すると、バナナを思わせる上立ち香を感じます。器に注いだお酒は薄萌葱の様な黄緑色系の色合いです。

いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、甘味を伴った旨味にカカオ風なコクを感じてから酸味が出てきます。呑み込むと酸味と旨味が口中に残りますが、一瞬苦味も感じます。

口中で転がすと、酸味と苦味が出てきて酢酸エチル系の香りを若干感じます。室内に置いて温ませると、口当たりが少し軽くなり、旨味とお酒の辛さが前に出てきます。

甘味や旨味、酸味にお酒の辛さと苦味もあって、やや複雑な味わいです。また、他のお酒よりもコクを感じます。

開栓後はほぼ1週間毎にいただきましたが、味わいの傾向は殆ど変わりませんでした。

専ら食中酒としていただく事が多かったです。お刺身では炙ったサゴチや真鰺に太刀魚など、どれもお酒の味わいが魚の旨味を引き立ててましたねぇ。他には帆立貝柱と昆布の炊き込みご飯や麻婆豆腐との相性もよかったです。コクがある味わいなので、ビターチョコを摘まみながらゆるりといただくなんて事もしてました。

低精白だからでしょうか。やや複雑な味わいは終始変わらず、呑み手を飽きさせず料理にも合わせ易いお酒でした。


烏輪 純米酒 緑のたいよう
  醸造元:旭鳳酒造株式会社(広島県広島市)
  原料米:広島県産八反錦,精米歩合:80%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年11月
  購入場所:味ノマチダヤ,価格:3,000円+消費税(1800ml)


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2024/06/09

家呑み-山城屋 1st class

図らずも今年(2024年)2回目の「山城屋(やましろや)」の感想です。今回いただいたのは、「山城屋」1st class。山城屋のレギュラーシリーズを代表するお酒です。蔵元は新潟県長岡市の越銘醸株式会社です。
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栓を抜くと、注ぎ口から爽やかな香りがうっすらと感じます。器に注いだお酒は黄緑色系の色合いで、夏虫色が近いです。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少しキリッとしたかな口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味とお酒の辛さを感じてから、爽やかな酸味が次いで感じます。呑み込むと旨味と酸味にお酒の辛さが残りますが、スッと消えます。キレがありますねぇ。

二口目、三口目と呑み進めると、味わいが濃くなりました。

口中で転がすと、お酒の辛さが前面に出てきます。室内に置いて温ませると、味わいに角が取れて円くなりました。また、酸味が少し出てきました。

味わいの基本は辛口です。味の濃さは中庸で、旨味と酸味を程よく感じられます。

開栓後はほぼ1週間毎にいただきましたが、味わいの傾向は殆ど変わりませんでした。

料理に合わせ易いかなと思い、食中酒としていただく事が多かったです。鰹のたたきや帆立貝柱の刺身、温豆腐茸あんなどの料理と相性がよかったですが、変わったところではカレーピラフと合わせた際は、カレーの辛味とお酒の旨味が絶妙に混じり合って、食と呑みが進みました~。

前回いただいたのは、1st class 直汲み生酒でした。記事はこちら↓
 家呑み-山城屋 1st class 直汲み 生
生酒は生酛のお酒らしさと時間の経過による味わいの変化を楽しめましたが、今回いただいたお酒は、キレのある辛口のお酒でした。どちらも主に食中酒としていただく事が多かったのですが、造りの違いで味わいの違いが楽しめるのも、日本酒の面白いところかもしれません。


山城屋 1st class
  醸造元:越銘醸株式会社(新潟県長岡市)
  原料米:国産米,精米歩合:記載無し
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2024年2月
  購入場所:髙原商店,価格:3,000円+消費税(1800ml)


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