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2024/05/12

家呑み-くどき上手 超辛口吟醸 黒ばくれん 生酒

山形県の銘酒「くどき上手(くどきじょうず)」を6年3ヶ月ぶりに家呑みしました。今回いただいたのは、限定流通酒の超辛口吟醸 黒ばくれん 生酒です。蔵元は山形県鶴岡市の亀の井酒造株式会社です。
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栓を抜くと、果実香がほんのりと感じます。器に注いだお酒は、若芽色を薄くしたうっすらとした黄緑色系です。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、旨味を先ず感じてからお酒の辛さと果実系の酸味が出てきます。舌上にピリピリとしたガス感をほんのチョイと感じます。呑み込むと、旨味とお酒の辛さが口中に残ります。

口中で転がすと、少し華やかな香りが鼻腔を抜けて旨味とお酒の辛さが増してきます。室内に置いて温ませると、旨味をより感じますがお酒の辛さは少し和らいでコクの様なものが出てきます。

お米の旨味とお酒の辛さが味わいの主体で、酸味は引き立て役に廻っています。

開栓後はほぼ1週間毎にいただきました。日が経っても味わいの傾向はほぼ同じでしたが、ピリピリとしたガス感は、3週間ほどで無くなりました。

食中酒としていただく事が多かったです。合わせてみた料理は、鶏の水炊き、ひじきの炊き込みご飯や鮪の中落ち、ざる蕎麦に茸のリゾットなど。変わったところではカカオ72%に86%のビターチョコレートにも合わせてみました。どれもお酒の味わいが料理やチョコレートの味を引き立てつつ、口中をすっきりさせてくれましたねぇ。

今回いただいた「黒ばくれん」は、酒米に富山県産の「雄山錦(おやまにしき)」が使われています。「雄山錦」を使ったお酒を拙ブログで扱うのは、今回が初めてでした。このお酒に限っての印象になりますが、お米の旨味が程よく感じられます。今後「雄山錦」を使ったお酒が増えるかもしれませんね。

銘柄の「ばくれん」とは漢字では「漠連」と書き、「親のことを聞かずに好き勝手なことをする女性」を意味するそうです。「くどき上手」は外呑みでしばしばいただく事がありますが、旨味と甘味を感じる流通酒とは異なり、「ばくれん」は旨味とお酒の辛さを共存させているのが味わいの特徴だと思います。流行とは真逆の造りですが、それでも作り続ける蔵元の心意気を感じました。


くどき上手 超辛口吟醸 黒ばくれん 生酒
  醸造元:亀の井酒造株式会社(山形県鶴岡市)
  原料米:富山県産雄山錦,精米歩合:55%
  アルコール度数:17度以上18度未満,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2024年2月
  購入場所:髙原商店,価格:2,400円+消費税(1800ml)


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