家呑み-山城屋 1st class 直汲み 生
初めて家呑みする銘柄のお酒です。新潟県長岡市の越銘醸株式会社の「山城屋(やましろや)」1st class 直汲み生です。「山城屋」は全量生酛造りのお酒で、「1st class」は本銘柄のレギュラーシリーズですが、直汲み生酒は2024年に初めて造った限定酒です。
栓を抜くと生酛のお酒らしいやや甘めのアーモンドの様な香りが立ち上がってきます。器に注いだお酒の色合いは、少し灰色がかった薄い黄緑色露系の若葉色が近いです。
冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少しキリッとした口当たりです。お酒を口に含むと、舌上にピリピリとした感触と爽やかな酸味を感じてから、旨味とほんのチョイと甘味が出てきます。呑み込むと酸味が口中に残って、暫し余韻に浸る事ができます。
二口目、少し落ち着いたのか、林檎の様な爽やかな酸味が味わいの真ん中にあります。
口中で転がすと、爽やかな香りが鼻腔を抜けて旨味が少し出てきます。室内に暫し置いて温ませると、味わいが少しソフトになりました。
生酛のお酒らしい少し甘めのある味わいに生酒の爽快感が相まって、いただいていて心地よさを感じられます。
開栓後はほぼ1週間後に再びいただきましたが、味わいに変化があり旨味が前に出てきました。その後、ほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいが少しずつ濃くなってきた様に思いました。開栓時に感じたピリピリとしたガス感は、いつの間にか無くなってました。
食中酒としていただく事が多く、野菜沢山の鯛しゃぶに真鱈の粕漬け焼、なめ茸温豆腐の他に、ささ身チーズフライや牡蠣フライといった揚げ物など、様々な料理と相性がよかったですねぇ。
原料米と精米歩合をネットで調べてみると、原料米は新潟県産の酒米「一本〆」が使われていて、精米歩合は50%で純米吟醸から純米大吟醸相当のようです。
生酛のお酒らしい味わいに加えて、時間経過による味わいの変化も楽しめる、いい意味で面白いお酒でした。
山城屋 1st class 直汲み 生
醸造元:越銘醸株式会社(新潟県長岡市)
原料米:国産米,精米歩合:記載無し
アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
製造年月:2024年1月
購入場所:髙原商店,価格:3,000円+消費税(1800ml)
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