家呑み-Bunraku Reborn 特別純米 無ろ過生原酒
埼玉県上尾市の北西酒造株式会社の「文楽(ぶんらく)」の限定流通酒、Bunraku Reborn 特別純米 無ろ過生原酒です。
栓を抜くと、注ぎ口からバナナ系の香りが少し立ち上がってきます。器に注いだお酒は、淡い黄緑色系の夏虫色に近い色合いです。
いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、舌上にピリピリとしたガス感とお米の旨味を感じます。次いで柑橘系の酸味と黒糖の様な甘味が出てきます。呑み込むと旨味と甘味に加えてコクの様なものが口中に残ります。
口中で転がすと、レモンの様な酸味を感じてから甘味とコクの様なものが口中に拡がります。室内に暫し置いて温ませると、旨味と甘味が味わいの主体になって酸味は味の支え役に廻りました。
旨味と甘味が味わいの中心にあり、レモン系の酸味はスパイス的な役割を担っています。
開栓後はほぼ1週間後に再びいただきましたが、酸味は段々と弱まって旨味と甘味が前に出てきました。
何となくですが、食後のお酒として主にいただいてました。食中酒としては、鰤しゃぶに合わせたときが〆の雑炊まで料理とお酒の味を存分に楽しむ事ができました。また、香辛料の効いた料理にも合うかなと思いカレーうどんで試してみましたが、カレーの香辛料の味や香りと旨味・甘味主体でコクのあるお酒が相互の味を引き立てていましたねぇ。
「文楽」はアチキの趣味の一つの吹奏楽がご縁で、しばしばいただいた事がありますが、今回取り上げた「Bunraku Reborn」は恐らく初めていただいたお酒です。お酒の裏ラベルによると、「お酒は若手蔵人を中心に「檸檬の様な酸味があるお酒」という新たな醸造コンセプトを打ち出し、5年の歳月を経て誕生」したそうです。なるほど、封開け時に感じたレモンの様な酸味は、コンセプト通りの味なんですね。
これまで様々なお酒をいただいてきましたが、それらとは味わいの傾向がやや異なるので、楽しくいただいてました。「Bunraku Reborn」はこのお酒とは造りが異なるのもあるそうです。機会があればそれらのお酒もいただきたいですねぇ。
Bunraku Reborn 特別純米 無ろ過生原酒
醸造元:北西酒造株式会社(埼玉県上尾市)
原料米:国産米,精米歩合:55%
アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
製造年月:2024年1月
購入場所:宮田酒店,価格:2,650円+消費税(1800ml)
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