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2023年10月

2023/10/22

家呑み-正雪 純米酒 秋あがり

拙ブログで初めて取り上げるお酒です。由比ヶ浜で有名な静岡県静岡市清水区由比の株式会社神沢川酒造場で造られた「正雪(しょうせつ)」純米酒 秋あがりです。銘柄の「正雪」は、地元の由比で生まれたと言われている由井正雪にあやかって命名したとの事です。
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開栓時に上立ち香は殆ど感じませんでした。器に注いだお酒は極薄く黄緑色系の色合いで、白緑が近いです。

一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。柔らかい口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味をを感じてから、柔らかい酸味とほんのチョイと苦味が出てきます。呑み込むと旨味とコクの様なものが口中に残ります。

口中で転がすと、味わいが少し濃く感じてお酒の辛さも出てきます。室内に暫し置いて温ませると、旨味をふわっと感じてから甘味が少々出てきます。苦味は感じなくなりました。

旨味主体の味わいですが、酸味と苦味にお酒の辛さや甘味に加えコクもあって、日本酒の味わいを色々と感じさせるお酒です。

開栓後は3,4日から1週間置きにいただいてました。口当たりが少し柔らかくなりましたが、旨味を主体とした味わいに大きなブレはありませんでした。

開栓時の印象から食中酒に向いていると思い色々と試してみました。その中でも金目鯛の身を混ぜた炊き込みご飯やオリーブハマチの刺身にゴーヤチャンプルーなどと合わせた時は、お酒が料理の味を引き立てていましたねぇ。食事が楽しく進みました~。

原料米ですが、ネットで調べてみると酒造好適米の「吟ぎんが」が使われているようです。

お米の旨味を十分に感じられて、秋のお酒らしい味わいのお酒でした。前回の「羽前白梅 俵雪」同様に違う造りのお酒もいただきたくなりました(^o^)


正雪 純米酒 秋あがり
  醸造元:株式会社神沢川酒造場(静岡県静岡市清水区)
  原料米:国産米,精米歩合:60%
  アルコール度数:15度以上16度未満,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年9月
  購入場所:髙原商店,価格:2,600円+消費税(1800ml)


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2023/10/09

家呑み-羽前白梅 俵雪 純米吟醸 秋あがり 生詰

2023年秋のお酒です。山形県鶴岡市の老舗蔵元羽根田酒造株式会社の「羽前白梅 俵雪(うぜんしらうめ たわらゆき」純米吟醸 秋あがり 生詰です。このお酒の酒米には、山形県産ブランド飯米の「つや姫」が使われています。
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栓を抜くと、熟成香をうっすらと感じます。器に注いだお酒は、黄緑色系の山葵色を薄めた様な色合いです。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、旨味と熟れた果実の様な酸味が口中に拡がった後に、熟成香をほんのチョイと感じます。呑み込むとしばしの間、旨味とお酒の辛さが口中に残ります。

口中で転がすと、旨味が増しますがお酒の辛さも増します。室内に暫し置いて温ませると、口当たりが少し円くなって旨味がより前面に出てきます。

やや辛口で旨味主体の味わいで、熟成感も少し感じられるお酒です。

開栓後はほぼ1週間後に再度いただきましたが、旨味が開栓時より出てきました。以後は味わいの変化は殆ど感じられず、旨味が少し前に出てきている味わいでした。

主に食中酒としていただいてました。冬瓜のそぼろ餡に鰹のたたき、茸の炊き込みご飯等と合わせてみましたが、お酒の味わいが料理の味を引き立てていて、食事が楽しかったですねぇ。

ここの蔵元のお酒は初めていただきました。今回いただいた秋あがりのお酒は味の濃さが程よく、食中酒としても、また単独でいただいてもお酒の味わいが楽しめました。いつか他の造りのお酒もいただきたいと思います。


羽前白梅 俵雪 純米吟醸 秋あがり 生詰
  醸造元:羽根田酒造株式会社(山形県鶴岡市)
  原料米:山形県産つや姫,精米歩合:50%
  アルコール度数:16度,日本酒度:+3
  酵母:記載無し,酸度:1.4,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年8月
  購入場所:大塚屋,価格:3,150円+消費税(1800ml)


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2023/10/01

家呑み-不二正宗 純米原酒 スイセイの不二

初めていただく銘柄のお酒です。宮城県柴田郡村田町にある有限会社大沼酒造店の「不二正宗(ふじまさむね)」純米原酒 スイセイの不二です。この蔵元の主力商品は「乾坤一(けんこんいち)」ですが、創業当時は「不二正宗」だったそうです。その銘柄を「二度と同じお酒は造らぬ不二の酒」として現代に復活させたのが、今回いただいたお酒です。酒米に北海道産の酒造好適米「彗星」を使用しています。
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栓を抜くと、果実様の香りが立ち上がってきます。器に注いだお酒は色合いは、薄い黄緑色系の裏葉柳が近いでしょうか。

いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、旨味と葡萄様の酸味を感じます。呑み込むと旨味と酸味が残り、旨味はスーッと消えますが、酸味はしばし残っています。

口中で転がすと、旨味が出てきて果実様の香りが鼻腔を抜けていきます。ほんのチョイとお酒の辛さも出てきます。室内に暫し置いて温ませると、口当たりが円くなって旨味が強調されます。

旨味と酸味が程よく出ていて、少し爽やかさも感じさせるお酒です。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいの傾向は殆ど変わりませんでした。

食事中や食後など、いただく場面を決めずに自分が呑みたいときに呑んでいました。食中酒としては、白身魚のお刺身、冬瓜と豚肉の炒め物や秋刀魚の塩焼きなどと相性が良かったですねぇ。

旨味、酸味、お酒の辛さのバランスが程よく、シャープさを感じつつも呑み易いお酒でした。


不二正宗 純米原酒 スイセイの不二
  醸造元:有限会社大沼酒造店(宮城県柴田郡村田町)
  原料米:北海道産彗星,精米歩合:70%
  アルコール度数:15%,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年4月
  購入場所:味ノマチダヤ,価格:2,600円+消費税(1800ml)


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