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2023年8月

2023/08/27

家呑み-一乃谷 純米無濾過生原酒

福井県大野市の株式会社宇野酒造場で造られた「一乃谷(いちのたに)」純米無濾過生原酒です。このお酒も前回に引き続き、初めていただくお酒です。
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栓を抜くと吟醸香がうっすらと立ち上がってきます。器に注いだお酒は、極薄い黄緑色系で、山葵色が近いでしょうか。

いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、葡萄の様な酸味を感じてから旨味が顔を出します。呑み込むと酸味が後味として残りますが、お酒の辛さが後から感じます。

口中で転がすと酸味が少し出てきますが、お酒の辛さも強調されます。お酒を室内に置いて温ませると、味わいが柔らかくなって酸味と旨味が程よいバランスで混じり合っています。

酸味を主軸に旨味とお酒の辛さに加えて甘味もチョイと感じられる、少々複雑な味わいです。

開栓してから1週間後に再度いただきましたが、旨味が少し出てきました。以後は3,4日から1週間置きにいただいてましたが、段々と旨味主体の味わいに変わりました。

食事中にいただくことが多かったです。合わせてみて相性が良かったなと感じたのが、鯛釜飯や鰹のたたきの他に餃子やゴーヤチャンプルー等でした。

今回いただいたお酒は開栓から時間が経つにつれて、酸味主体から旨味主体に味わいが変化していきました。呑み進める内に味わいが変わってくるのが、生酒の面白いところかなと思います。


一乃谷 純米無濾過生原酒
  醸造元:株式会社宇野酒造場(福井県大野市)
  原料米:福井県産五百万石,精米歩合:55%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年6月
  購入場所:宮田酒店,価格:2,818円+消費税(1800ml)


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2023/08/21

家呑み-深然 -MIZEN- 純米吟醸

初めていただくお酒です。新潟県中魚沼郡津南町の苗場酒造株式会社が、今年2023年より製造・販売している「深然 -MIZEN- (みぜん)」純米吟醸です。
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開栓すると、桃か葡萄の様な香りがします。器に注いだお酒はうっすらと黄色味がかっています。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、桃の様な柔らかい酸味を感じてから旨味が口中に拡がります。呑み込むと後味として旨味が残り、コクの様なものも感じます。

口中で転がすと柔らかい酸味が少し出てきますが、ほんのチョイと苦味も顔を出してきます。お酒を室内に置いて温ませると、旨味主体の味わいになり甘味も感じます。冷酒に比べて味わいが少し濃くなりました。

柔らかい酸味とお米の旨味が適度に感じられる、穏やかな味わいです。

開栓後は3,4日から1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

呑み始めの印象から料理に合わせ易いかなと思い、食中酒としていただくことが多かったです。色々な料理と合わせてみましたが、お酒の味が料理の味を引き立ててました。中でも枝豆炊き込みご飯や縞鯵の刺身、モヤシのナムル等は相性が良かったですねぇ。

蔵元のWebsiteを見ると、今回いただいた「深然」は「乾杯酒としても食中酒としても楽しめるような日本酒」として造ったとの事です。造り方も日本酒として一般的な「三段仕込み」ではなく、「二段仕込み」で造っているそうです。様々な料理と合わせ易い味わいでしたが、最初の一杯目としていただいても申し分ないなと思いました。


深然 -MIZEN- 純米吟醸
  醸造元:苗場酒造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町)
  原料米:国産米,精米歩合:60%
  アルコール度数:14度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:記載無し
  購入場所:髙原商店,価格:2,727円+消費税(1800ml)


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2023/08/15

家呑み-鳩正宗 特別純米酒 夏純

青森県のお酒「鳩正宗(はとまさむね)」を初めて家呑みしました。今回いただいたのは夏向けに造られた特別純米酒 夏純です。蔵元は青森県十和田市の鳩正宗酒造株式会社です。
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開栓すると、林檎の様な爽やかな上立ち香が立ち上がってきます。お酒の色合いはうっすらと黄色味がかっています。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、林檎を思わせる柔らかい酸味と旨味が口中に拡がります。ほんのチョイと甘味も感じます。呑み込むとやはり林檎の様な味わいが口中に残ります。

口中で転がすと柔らかい酸味がより強調されます。お酒を室内に置いて温ませると旨味が前面に出てきて、味わいが少し濃くなったように感じました。

冷えているときは柔らかい酸味主体の味わいで、いただいていて一服の涼を感じます。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

冷えている状態での味わいでは、食前酒として少量いただくか食後の一杯としたくなり、主に食後にいただいてました。そんな中で食中酒としていただいた際は、牛肉と山椒の炊き込みご飯や〆鯖等との相性が良かったですねぇ。

「鳩正宗」お酒の味を十分に感じさせるお酒が多い印象があります。今回いただいた夏酒も、水っぽく無くお酒の味が十分出ていて且つ涼も感じられるお酒でした。



鳩正宗 特別純米酒 夏純
  醸造元:鳩正宗酒造株式会社(青森県十和田市)
  原料米:国産米,精米歩合:60%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年6月
  購入場所:三ツ矢酒店,価格:2,800円+消費税(1800ml)


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2023/08/06

家呑み-石鎚 純米吟醸 朝日米55

愛媛県西条市の石鎚酒造株式会社が醸す「石鎚(いしづち)」純米吟醸朝日米55です。酒米には飯米の岡山県産朝日米が使用されています。
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栓を抜くと、注ぎ口から吟醸香が上がってきます、器に注いだお酒は、うっすらとした黄緑色系で裏葉柳が高いでしょうか。

いつものように一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。円い口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味と果実系の柔らかい酸味が口中に拡がります。呑み込むと後味として旨味が残りますが、お酒の辛さもチョイと感じます。

口中で転がすと酸味とお酒の辛さを感じ、吟醸香が鼻腔を抜けていきます。室内に暫し置いて温ませると、旨味をより出てきました。

旨味を程よく感じられて、酸味とお酒の辛さが味わいのアクセントになっています。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

食中酒としていただくことが多かったです。帆立と昆布の炊き込みご飯や鱧の湯引き梅肉和え、ローストビーフに枝豆塩茹で等に合わせた時は、お酒の旨味が料理の味わいを引き立ててましたねぇ。

「石鎚」を家呑みしたのは2016年11月以来で、6年9ヶ月振りになります。前回いただいたのは特別純米ひやおろしでしたが、食中酒向きのお酒だと感想を書いてました。今回いただいた純米吟醸酒もやはり食中酒向きで、料理に合わせ易い旨味主体の味わいでした。


石鎚 純米吟醸 朝日米55
  醸造元:石鎚酒造株式会社(愛媛県西条市)
  原料米:岡山県産朝日米,精米歩合:55%
  アルコール度数:16度,日本酒度:+2.0
  酵母:自家培養酵母,酸度:1.4,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年4月
  購入場所:味ノマチダヤ,価格:3,091円+消費税(1800ml)


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