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2023年7月

2023/07/31

家呑み-原田 夏純米酒 ナツ 無濾過生原酒

山口県のお酒「原田(はらだ)」を凡そ3年半振りに家呑みしました。今回いただいたのは、季節限定品の夏純米 無濾過生原酒です。蔵元は山口県周南市の株式会社はつもみじです。
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開栓すると、爽やかな香をほんのり感じます。お酒の色合いは、裏葉柳の様なうっすらとした黄緑色系です。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少し堅めの口当たりです。お酒を口に含むと、パインか柑橘系の様な酸味と舌上にピリピリとしたガス感を感じます。次いでお米の旨味が表れてきます。呑み込むと酸味が口中に残りますがすぐに消えるので、キレの良さを感じさせます。

口中で転がすと旨味が少し出てきますが、苦味もほんのチョイと顔を出してきます。室内に暫し置いて温ませると、酸味が柔らかくなって旨味が少し出てきました。

酸味主体の夏酒らしい爽やかな味わいだなと、開栓時に思いました。

開栓から4,5日後に再びいただきましたが、舌上で感じたピリピリとしたガス感は無くなり、旨味が少し出てきました。以後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、段々と旨味が味わいの主体になり、酸味は後から感じるようになりました。

開栓時では食前酒か食後にいただくのが向いているかなと思いましたが、味わいが旨味主体に変化するにつれて料理に合わせ易いかもと、印象が変わっていきました。実際に酸味より旨味を感じる味わいになった頃では、鰹のたたきや温豆腐茸あんかけと合わせてみると、お酒が料理の味わいを引き立ててました。また、鮃の切り身のアクアパッツァとの相性も良かったですねぇ。

開栓時から時間が経つにつれて、酸味主体から旨味主体に味わいが変化するのが、いただいていて楽しかったです。アルコール度数が14度と日本酒としてはやや低めなので、真夏でも比較的呑み易いかなと思います。


原田 夏純米酒 ナツ 無濾過生原酒
  醸造元:株式会社はつもみじ(山口県周南市)
  原料米:山口県産山田錦,精米歩合:60%
  アルコール度数:14度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年5月
  購入場所:髙原商店,価格:3,100円+消費税(1800ml)


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2023/07/24

家呑み-玉櫻 純米吟醸 完全発酵 無濾過生原酒

初めていただくお酒です。島根県邑智郡邑南町にある玉櫻酒造有限会社の「玉櫻(たまざくら)」純米吟醸 無濾過生原酒です。
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栓を抜く時、ポンとガスが抜ける感触があります。注ぎ口からは柑橘系の上立ち香が立ち上がってきます。お酒の色合いは、裏葉柳の様な薄い黄緑色系です。

いつもの様に冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、お米の旨味と柑橘系の酸味が口中に拡がって、舌上に炭酸ガス由来のピリピリとしたガス感を感じます。呑み込むと旨味が口中に残り、お酒の辛さも少し感じます。

口中で転がすと酸味が少し前に出てきますが、苦味も若干感じます。室内に暫し置いて温ませると、旨味が主張していて甘味やコクも感じます。冷酒に比べて味わいが少し濃くなりました。

濃醇で辛口のお酒です。旨味が味わいの中心にあり、お酒の辛さが味わいを引き締めています。個人的には、キンキンに冷えた状態での味わいが好みです。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。開栓時に感じたガス感は、開栓後2週間を過ぎた辺りで無くなりました。

濃醇辛口な味わいなので、食事中にいただくことが多かったです。鮃や中トロのお寿司や金目鯛のお刺身などに合わせた時は、お酒の味わいが魚の旨味をより引き立てていましたねぇ。魚以外では、茸のリゾットやツナと胡瓜、新玉葱のサラダの様な洋食でも相性がよく、食事が進みました。

一度にがぶ呑みするのでは無く、ゆるりとお酒そのものの味わいを楽しんだり、料理との相性を探ってみたりなどのいただき方が、アチキには合ってました。お酒自体の味わいを主張しつつも料理の味も引き立ててくれる、食中酒向きのお酒でした。


玉櫻 純米吟醸 完全発酵 無濾過生原酒
  醸造元:玉櫻酒造有限会社(島根県邑智郡邑南町)
  原料米:島根県産五百万石,精米歩合:60%
  アルコール度数:19度,日本酒度:+10
  酵母:701号,酸度:2.3,アミノ酸度:1.4
  杜氏:櫻尾 尚平
  製造年月:2023年3月
  購入場所:大塚屋,価格:3,400円+消費税(1800ml)


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2023/07/13

家呑み-七賢 純米吟醸 夏純吟

家呑みでは初めていただくお酒です。山梨県北杜市の山梨銘醸株式会社で造る「七賢(しちけん)」の夏酒で、生酒ではなく火入れしたお酒です。
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栓を抜くと葡萄の様な優しい香りが立ち上がってきます。ほぼ無色透明なお酒です。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、葡萄かライチのような果実様な柔らかい酸味を先ず感じます。次いで旨味が出てきますが、チョイとお酒の辛さもあります。呑み込むと後味として酸味が口中に残りますが、波が引くようにサーッと消えます。心地よいキレです。

口中で転がすと、果実様の酸味をより感じます。室内の暫し置いて温ませると、さらに柔らかい味わいになりました。

酸味や旨味の濃さがアチキには程よく、少し軽やかで爽やかな印象です。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

食事に合わせていただくことが多く、アサリ釜飯やかしわ飯の様な炊き込みご飯に太刀魚にカンパチのお刺身など、和食と相性が良かったですねぇ。

開栓してから呑みきるまでの凡そ1ヶ月半、味わいの傾向は変わらず初夏のような爽やかさを感じさせてくれるお酒でした。


七賢 純米吟醸 夏純吟
  醸造元:山梨銘醸株式会社(山梨県北杜市)
  原料米:夢山水,精米歩合:57%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年4月
  購入場所:髙原商店,価格:3,000円+消費税(1800ml)
  ※原料米は蔵元Websiteから転記


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2023/07/05

家呑み-寒菊 純米吟醸 OCEAN99 空海 Inflight

千葉県山武市にある合資会社寒菊銘醸の「寒菊(かんぎく)」を2年半振りに家呑みしました。今回いただいたのは、季節に合わせた限定流通品のOCEAN99シリーズで、初夏に販売している純米吟醸 空海(そらうみ) Inflightです。1回火入れした無濾過原酒です。
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開栓した際に感じる上立ち香は、爽やかな果実様の香りが少しあります。器に注いだお酒はうっすらと黄緑色系の色合いで、柳鼠が近いでしょうか。

いつもの様に一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。少しキリッとした口当たりです。お酒を口に含むと、舌上にピリピリとしたガス感を感じ、爽やかでメロンを思わせる酸味に旨味に次いで甘味もあります。ジューシーな印象です。お酒を呑み込むと後味として旨味が口中に残りますが、時間を経たずにスーッと消えていきます。

口中で転がすと旨味をより感じてから、爽やかな香りが鼻腔を抜けていきます。室内の暫し置いて温ませると口当たりが少し柔らかくなり、味わいも円くなって旨味をより感じました。

味わいのバランスが程よく、酸味だけで無く旨味や甘味も十分に感じられます。

開栓から約10日後に再びいただくと口当たりが柔らかくなりましたが、ピリピリとしたガス感は無くなりました。その後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、味わいの変化は感じませんでした。

裏ラベルには「シーンを問わずお愉しみください」とありますが、アチキは食中酒か食後の一杯としていただいてました。酸味に旨味、甘味がバランスよく感じられるので、様々な料理と合わせ易いと思いますが、個人的に相性がよかった料理は、キャベツとアサリの蒸し煮や豆富味噌田楽でした。

開栓時にはピリピリとしたガス感を楽しみ、日が経って柔らかくなった味わいにほっこりする、そんな楽しみ方も有りかなと思います。総じて、酸味、旨味、甘味、それぞれの味わいを一口で楽しめる、日本酒を呑んでるなぁとじっくりと感じさせるお酒でした。


寒菊 純米吟醸 OCEAN99 空海 Inflight
  醸造元:合資会社寒菊銘醸(千葉県山武市)
  原料米:国産米,精米歩合:55%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年4月
  購入場所:髙原商店,価格:2,500円+消費税(1800ml)


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