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2023年3月

2023/03/26

家呑み-開華 純米酒 開花宣言

ここ2,3年で春限定のお酒が増えてきた様に思います。今回取り上げる「開華(かいか)」純米酒開花宣言も春限定酒です。蔵元は、栃木県佐野市の第一酒造株式会社です。
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開栓すると柑橘系を思わせる香りが、注ぎ口から立ち上がってきます。器に注いだお酒はうっすら黄緑色系の色合いで、柳鼠が近いと思います。

一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。少し滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、柑橘系の様な酸味をチョイと感じてから、旨味が次いで出てきます。呑み込むと旨味が後味として暫く残り、柑橘系の香りが鼻腔を抜けていきます。

口中で転がすと優しい香りが高まって、旨味が引き立てられます。室内に置いて温ませると、旨味がより出てきて、コクの様なものも感じました。

第一印象は優しい味わい。味がストレートに伝わるのでは無く、どこかオブラートに包まれた様な印象でした。香りも優しさを感じます。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてました。日が経つにつれて旨味が少しずつ出てきましたが、優しい印象に変わりはありませんでした。

何となくですが、どこかホッとしたい時、落ち着きたい時にこのお酒をいただいてました。食事と合わせた際は、個人的には醤油ベースの牡蛎鍋やたたき胡瓜の梅肉和え等と相性が良かったですが、様々な料理に合わせやすいかなと思います。

原料米ですがネットで調べてみると、麹米には五百万石、掛米はとちぎの里でどちらも栃木県産のお米が使われているようです。

終始優しい印象は変わらず、呑み易くてどこか春を感じさせるお酒でした。


開華 純米酒 開花宣言
  醸造元:第一酒造株式会社(栃木県佐野市)
  原料米:栃木県産国産米,精米歩合:65%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:栃木県酵母,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  仕込水:秋山川 伏流水,杜氏:二ノ宮俊一(下野杜氏)
  製造年月:2023年2月
  購入場所:髙原商店,価格:2,400円+消費税(1800ml)


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2023/03/19

家呑み-ちえびじん 純米酒

拙ブログで初めて大分県のお酒を取り上げます。大分県杵築市の有限会社中野酒造の「ちえびじん」純米酒で、一回火入れのお酒です。
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栓を抜くと、少し爽やかな香りが注ぎ口から立ち上がってきます。器に注いだお酒は、白緑に近いほんのチョイと黄緑色系の色合いです。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと、先ず林檎を思わせる爽やかな酸味が口中に拡がってから、旨味を感じます。嫌な雑味はありません。呑み込むと爽やかな酸味が口中に残りますが、スーッと消えていきます。

口中で転がすと酸味が強調されて林檎の様な香りが鼻腔を抜けていきますが、ほんのチョイと苦味も出てきます。室内に置いて温ませると、旨味主体の味わいになって少しふくらみが出てきました。

爽やかな酸味と旨味のバランスがアチキには心地よく、ゆるりと呑みたくなる味わいです。

開栓後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、少しずつ旨味が前に出てきた様に感じました。

食事中、食後問わずこのお酒を味わいたい時にいただいてました。食中酒としては鮪の中落ちやたたき胡瓜のピリ辛和え等と相性が良かったですが、変わったところでは鯛のカルパッチョや茸のリゾットと合わせてみるとお酒が料理の味を引き立てていて、一人悦に入ってました(^o^)

原料米ですがネットで調べてみると、麹米には山田錦、掛米は大分県産のヒノヒカリを使用しているようです。

精米歩合70%と低精白ながらお米の旨味を引き出していてキレもある、奇麗な味わいのお酒でした。


ちえびじん 純米酒
  醸造元:有限会社中野酒造(大分県杵築市)
  原料米:国産米,精米歩合:70%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2023年1月
  購入場所:味ノマチダヤ,価格:2,400円+消費税(1800ml)


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2023/03/12

家呑み-杜の蔵 採れたて純米 一の矢

福岡県久留米市にある株式会社杜の蔵の「杜の蔵(もりのくら)」純米うすにごり生酒です。お酒を搾る時に最初に採れるお酒なので、蔵元敷地内にある弓道場に因んで「一の矢(いちのや)」と名付けたそうです。
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開栓前に瓶を静かに逆さまにして、滓を均一にします。栓を抜くと少し甘めの香りが立ち上がってきます。薄濁りのお酒ですので、白系の色合いで白梅鼠が近いと思います。

一口目は冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。少しキリッとした口当たりです。お酒を口に含むと、サイダーの様な爽やかな酸味が口中に拡がります。次いでお酒の旨味とほんのチョイと苦味を感じます。呑み込むと酸味と旨味が口中に残りコクもありますが、静かに消えていきます。

口中で転がすと爽やかな酸味が強調されますが、苦味もより出てきます。室内に置いて温ませると、旨味が前に出てきて甘味もほんのり感じます。

華美で突出した味わいではなく、生酒らしい爽やかさとお米の旨味を感じます。

開栓翌日に再度いただきましたが、旨味が前に出てきました。以後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、旨味主体の味わいでした。

旨味主体の味わいになってからは食事に併せやすいかなと思い、食中酒としていただくことが多かったです。伊佐木のお刺身や肉豆腐、鶏肉と野菜の塩だれ炒めなど、様々な料理と併せてみましたが、お酒が料理の味を引き出していましたねぇ。

開栓時と以降では味わいに変化がありましたが、お米の旨味と薄濁りのお酒らしいコクも感じられて、呑み易いお酒でした。


杜の蔵 採れたて純米 一の矢
  醸造元:株式会社杜の蔵(福岡県久留米市)
  原料米:福岡県産夢一献,精米歩合:65%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2022年12月
  購入場所:大塚屋,価格:2,500円+消費税(1800ml)
  ※原料米は蔵元Websiteから転記


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2023/03/05

家呑み-飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて

秋田県のお酒、「飛良泉(ひらいずみ)」の山廃純米 しぼりたて生酒です。蔵元はにかほ市の株式会社飛良泉本舗です。
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栓を抜くと立ち上がってくる上立ち香は、うっすらとしたフローラル系です。お酒の色合いは、少し黄緑色がかっていて、裏葉柳が近いかもしれません。

冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。少しキリッとした口当たりです。お酒を口に含むと、甘酸っぱいパイン系の酸味と舌上に少しピリピリ感を感じます。旨味もありますが、味わいの下支えになっています。呑み込むと甘酸っぱさが口中に残りますが、ほんのチョイと苦味もあります。

口中で転がすと甘酸っぱさをより感じますが、苦味も強調されます。室内に置いて温ませると、口当たりが柔らかくなって旨味が少し出てきました。

他の日本酒ではあまりない、甘酸っぱい味わいです。

開栓以後はほぼ1週間置きにいただいてましたが、ピリピリとしたガス感はいつしか無くなった他に味わいに大きな変化はありませんでした。

アチキの個人的な好みですが、食事中よりは食後にいただくことが多かったです。チーズやビターチョコレートをつまみながらこのお酒をいただくと、気持ちよく酔えましたねぇ。

甘酸っぱい味わいの日本酒は久し振りにいただきました。最初は結構インパクトがある味わいだなと思いましたが、味は濃すぎずに呑みやすさも考えているのかなと思いました。


飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて
  醸造元:株式会社飛良泉本舗(秋田県にかほ市)
  原料米:秋田県産美山錦,精米歩合:60%
  アルコール度数:14度,日本酒度:-20.0
  酵母:きょうかい酵母No.77,酸度:3.4,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2022年12月
  購入場所:髙原商店,価格:3,000円+消費税(1800ml)


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