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2022/09/19

家呑み-にいだしぜんしゅ 生酛 純米原酒 2020BY

福島県郡山市の蔵元有限会社仁井田本家の「にいだしぜんしゅ」純米原酒の2年古酒(2020/R2BY)です。「しぜんしゅ」は農薬・化学肥料を使わない自然栽培米を原料米として、生酛・四段仕込みで醸したお酒だそうです。

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栓を抜くと、熟れた果実の様な香りが立ち上がってきます。器に注いだお酒はやや黄色味がかっていて、枯草色を少し暗くした感じの色合いです。

先ずは冷蔵庫で充分冷やした状態で。チョイと堅めの口当たりです。口に含むと、お米の旨味と生酛のお酒らしいヨーグルト風の酸味にお酒の辛さが口いっぱいに拡がります。呑み込むと旨味とお酒の辛さが後味として残ります。

口中で転がすと、ヨーグルト風の酸味とお酒の辛さが強調されます。室内に暫し置いて温んでくると、お酒の辛さが抑えられて、味わいが円やかになりました。

生酛造りらしいヨーグルト風の酸味が主体の味わいですが、お酒の辛さもあって少々荒ぶった印象に感じました。

開栓後はほぼ1週間置きに呑んでました。ヨーグルト風の酸味主体の味わいは変わりませんが、開栓時に感じたお酒の辛さや荒ぶった印象は、段々と薄まって味わいが落ち着いてきました。

食中酒よりは食後にチビチビと呑みたくて、そんな呑み方ばかりしていました。料理に合わせたのは他のお酒に比べて少なめでしたが、鶏唐揚げや小松菜とシメジの辛子和えと合わせた時は、お酒の酸味に食欲をそそられました。

久し振りにお燗を試してみました。開栓から約1ヶ月後の事です。

5℃位(冷酒 雪冷え)……生酛のお酒らしい、ヨーグルト風の酸味主体の味わいですが、開栓から約1ヶ月経っているので落ち着いた印象です。
20℃位(所謂冷や)……味わいに大きな変化はありませんが、冷酒よりも酸味が少し円くなりました。
30℃前後(日向燗)……酸味は半歩下がって、旨味を少し感じます。
35℃前後(人肌燗)……味わいは日向燗と殆ど変わりませんでした。
40℃前後(ぬる燗)……酸味がヨーグルト風から柑橘系に変わった様に感じました。が、その酸味は柔らかくなって旨味もそこそこありますので、今までより呑み易くなりました。
45℃前後(上燗)……ぬる燗とほぼ同じ味わいでした。
50℃前後(熱燗)……口に含むと、旨味を感じてから酸味が出てくる様になりました。
55℃前後(飛びきり燗)……旨味主体の味わいに変わって、酸味は味わいの支え役になりました。
燗冷まし(25℃位)……再び酸味が前に出てきましたが、その酸味は温める前よりも柔らかくなって呑み易くなりました。

今回も色々な温度帯でお燗を試しました。最も呑み易い、万人受けし易いのは飛びきり燗かなと思いましたが、生酛のお酒らしい味わいを残しつつ、ほっこり暖まりたいのならぬる燗か上燗でした。

最近は生酛造りのお酒をいただく機会が増えてきましたが、穏やかな味わいのお酒が多くどこか物足りなさを感じてました。翻って生酛でも呑み易いお酒が造られる様になった、ということでしょうかねぇ。それらとは対照的にこのお酒はチョイと懐かしい生酛らしい味わいで、主張がはっきりしていました。呑み手は選ぶかもしれませんが、生酛らしさを楽しむのにはいいかもしれません。


にいだしぜんしゅ 生酛 純米原酒 2020BY
  醸造元:有限会社仁井田本家(福島県郡山市)
  原料米:国産米,精米歩合:80%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:蔵つき酵母,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  酒造年度:2020BY,製造年月:2022年6月
  購入場所:味ノマチダヤ,価格:2,800円+消費税(1800ml)


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