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2022年3月

2022/03/28

家呑み-義侠 純米原酒60% 生酒

愛知県愛西市の山忠本家酒造株式会社が醸す「義侠(ぎきょう)純米原酒 生酒です。
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販売時は紫外線保護のため、上の写真のように新聞紙に包まれています。新聞紙を取り除くと、下の写真のようにラベルが見えてきます。
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ではいただくとしましょう。抜栓すると果実様の上立ち香が立ち上がります。うっすらと黄緑色系の色合いで、白緑が近いですかね。

先ずは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。滑らかな口当たりです。お酒を口に含むと果実様な香りと酸味を感じてから、旨味とお酒の辛さが出てきます。呑み込むと旨味とお酒の辛さが口中に残ります。

口中で転がすと酸味をより感じますが、苦味も少し出てきました。室内に置いて温ませると、口当たりが柔らかくなって酸味がヨーグルトっぽい味になりました。

果実様の酸味が呑んだ後に口中をすっきりとさせてくれます。

開栓後はほぼ1週間毎にいただいてましたが、味わいの傾向は変わりませんでした。

前述の通り、スッキリした味わいなので料理と合わせ易いかなと思います。実際、鮃の刺身に合わせると、鮃の旨味を感じつつ口中が爽やかになりました。

「義侠」と言えば熟成酒のイメージがありますが、今回いただいた生酒は新酒のフレッシュさを感じさせるお酒でした。


義侠 純米原酒60% 生酒
  醸造元:山忠本家酒造株式会社(愛知県愛西市)
  原料米:山田錦,精米歩合:60%
  アルコール度数:16度以上17度未満,日本酒度:記載無し
  酵母:901号,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2021年12月
  購入場所:はせがわ酒店グランスタ店,価格:2,800円+消費税(1800ml)


2022/03/20

家呑み-亀甲花菱 純米生原酒 さけ武蔵 無濾過中取り

久しぶりに埼玉県のお酒を家呑みしました。埼玉県加須市の清水酒造株式会社の「亀甲花菱(きっこうはなびし)純米生原酒 さけ武蔵 無濾過中取りです。
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栓を抜くと少し華やかな香りが立ち上がります。器に注いだお酒は黄緑色系の色合いで、若葉色が近いかなと思います。

いつもの様に冷蔵庫でキンキンに冷やした状態での一口目。キリッとした口当たりです。口に含むと葡萄の様な酸味と旨味を感じます。呑み込むと旨味とコクのような感触を感じます。嫌な雑味はありません。

口中で転がすと華やかな香りが引き立ちますが、チョイと苦味も感じます。室内に置いて温ませると、口当たりが柔らかくなって酸味が少し前に出てきます。

程よい酸味と旨味が心地よい味わいになっています。

開栓後はほぼ1週間毎にいただいてましたが、味わいの傾向は変わりませんでした。

味わいが尖ってないので、料理にも合わせ易いかなと思いました。個人的にはひじきサラダや肉豆腐と合わせた時が、食も呑みも進みましたねぇ。

「亀甲花菱」は時々外呑みてでいただいていましたが、家呑みは13年3ヶ月ぶりでした。随分間が空きました。今回いただいたさけ武蔵を使ったこのお酒はやや辛口の味わいでしたが、酸味や旨味を程よく感じられました。


亀甲花菱 純米生原酒 さけ武蔵 無濾過中取り
  醸造元:清水酒造株式会社(埼玉県加須市)
  原料米:さけ武蔵,精米歩合:60%
  アルコール度数:17度以上18度未満,日本酒度:記載無し
  酵母:901号,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2021年10月
  購入場所:酒のなかがわ,価格:2,600円+消費税(1800ml)


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2022/03/13

家呑み-超裏 雅山流 神風 純米酒無濾過生詰

山形県のお酒「雅山流(がざんりゅう)」を家呑みしました。今回いただいたのは、純米無濾過生詰酒で、酒米は神力が使われています。蔵元は山形県米沢市の有限会社新藤酒造店です。
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栓を抜くと熟れた果実のような香りが立ち上がります。少し黄色味がかった、鳥の子色に近い色合いをしたお酒です。

一口目はいつもの様に冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で。軽めの口当たりです。口に含むとライチを思わせる酸味と旨味が舌上を優しく刺激します。呑み込むと酸味と旨味が口中に残りますが、スッと消えます。キリッとした後味です。

口中で転がすと熟した果実香と旨味が口中に拡がります。室内に置いて少し温んでくると、酸味が少し柔らかくなって旨味がチョイと前に出てきました。

酸味と旨味が程よく感じられて、尖った印象は無く優しい味わいです。

開栓後はほぼ1週間後に再びいただいてましたが、旨味が少し出てきました。その後は味わいの傾向は変わりませんでした。

呑み始めの印象から食後にいただくのが合っているかなと思い、そんな呑み方が多かったです。食中酒としては、鰤しゃぶなどとの相性が良かったですねぇ。

優しい味わいが、呑んでいて気分をゆるりとさせてくれるお酒でした。


超裏 雅山流 神風 純米酒無濾過生詰
  醸造元:有限会社新藤酒造店(山形県米沢市)
  原料米:神力,精米歩合:70%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:901号,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2022年2月
  購入場所:三ツ矢酒店,価格:2,400円+消費税(1800ml)


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2022/03/06

家呑み-雪の茅舎 山廃純米 (R3BY)

秋田県のお酒、「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」山廃純米の通年酒です。蔵元は秋田県由利本荘市の株式会社齋彌酒造店です。
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開栓すると優しい印象の香りを感じます。お酒の色合いはうっすらとした黄緑色系で、若芽色が近いでしょうか。

先ずは冷蔵庫で充分冷やした状態での一口目。柔らかい口当たりです。お酒を口に含むと、少しジューシーでマスカット様な酸味を感じてから、旨味が出てきます。呑み込んだ後も酸味がしばし口中に残ります。

口中で転がすと、マスカット様な酸味が鼻腔を抜けていきます。室内に置いて温んでくると、柔らかい味わいになって旨味が少し出てきました。

柔らかい酸味と旨味を程よく感じられる、優しい味わいです。

開栓後はほぼ1週間置きに呑んでましたが、味わいの傾向は殆ど同じでした。料理にも合わせ易く、鰤の刺身を食した後に呑んでみると、鰤の旨味がより引き立ちました。

お燗も試しました。

5℃位(冷酒 雪冷え)……マスカット様の酸味が味わいの主で、旨味は後から感じます。
20℃位(所謂冷や)……口当たりが円やかになって、旨味が少し出てきました。反面、少しベタッとした感じがします。
30℃前後(日向燗)……旨味主体の味わいになりました。冷酒に比べてキレを感じます。
35℃前後(人肌燗)……ふわっとした感触で、優しい印象の味わいになりました。
40℃前後(ぬる燗)……口当たりが軽く、旨味を程よく感じられる味わいです。酸味は味の下支えといった印象です。料理にも合わせ易いと思います。アチキの好みの味わいです。
45℃前後(上燗)……味が濃くなって、旨味がはっきりとと主張している味わいに変わりました。
50℃前後(熱燗)……再び酸味が出てきました。旨味とのバランスがアチキには丁度良く、するすると呑めてしまいそうです。
55℃前後(飛びきり燗)……また軽やかな味わいになりました。熱燗よりも味が濃くなく、落ち着いた印象です。
燗冷まし(25℃位)……所謂冷やよりも味は薄めです。酸味が旨味よりもチョイと前に出ていて、口当たりは軽いです。

5℃の違いで味わいが変わっていったのは、色々試してみて楽しかったです。最も好みだったのはぬる燗で、次いで飛びきり燗か熱燗でした。これまでお燗を何酒か試してみましたが、今回の「雪の茅舎」のぬる燗は、最も好みの味わいかもしれません。

「雪の某社」山廃純米を拙ブログで取り上げるのは2回目で、2013年7月以来となります。当時の感想はこちら。
 家呑み-雪の茅舎 山廃純米 (H24BY)
今回の感想と前回の記事を比較すると、味わいの表現に若干の違いはありますが概ね同じかな、と思いました。造りが安定しているんですね。

山廃のお酒ですが、ガツンとした味わいではありません。冷酒でもお燗でも呑んでいてどこかホッとさせてくれる、優しい印象のお酒でした。


雪の茅舎 山廃純米 (R3BY)
  醸造元:株式会社齋彌酒造店(秋田県由利本荘市)
  原料米:国産米,精米歩合:65%
  アルコール度数:16度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2021年12月
  購入場所:髙原商店,価格:2,300円+消費税(1800ml)


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