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2020/05/09

家呑み-百々登勢 十年 長期熟成純米酒

自分へのご褒美として購入したお酒です。石川県金沢市にある老舗蔵元株式会社福光屋の古酒「百々登勢(ももとせ)」の十年物です。
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コルク栓を抜くと、スモーキーな熟成香が漂います。器に注いだお酒は茶色系の色合いで、黄茶か赤朽葉色が近いでしょうか。

一口目は冷蔵庫で充分冷やした状態で。口当たりはやや固めで、口に含むと直ぐに感じるのは酸味を伴った旨味、遅れてスモーキーな熟成香が口中に拡がります。呑み込むとこの熟成香が暫く口中に残ります。

口中で転がすと熟成香がより拡がり、鼻腔を抜けてゆきます。少し温んでも熟成香が口中に拡がりますが、口当たりは少し柔らかくなりました。

新酒の若々しさとは異なる、濃醇で熟成感たっぷりの味わいです。食事に併せてよりも、食後の一息ついた頃にビターチョコやブルーチーズを少し食べながら呑んでいました。

開栓後は1週間から10日おきに呑んでいましたが、味わいに大きな変化はありませんでした。

お酒の温度が上がると味わいがどう変化するのか、お燗を試してみました。

20℃位(所謂冷や)……冷酒に比べて口当たりが柔らかくなり、口に含むと感じる熟成香が増してきました。
30℃前後(日向燗)……スモーキーな香りよりカラメルの様な風合いを、強く感じました。
35℃前後(人肌燗)……熟成感は薄まり、穏やかな味わいになってきました。酸味が少し出てきました。
40℃前後(ぬる燗)……口に含むとカカオの様な酸味を感じた後に旨味、酸味が味わいの中心になってきました。
45℃前後(上燗)……味わいの傾向が変わって、酸味は一歩退き旨味が前に出てきました。
50℃前後(熱燗)……再びカカオ風の酸味が出てきました。熟成香が少し薄まっている様に感じました。
55℃前後(飛びきり燗)……旨味が再び主張してきましたが、熟成香が飛んでしまいました。
燗冷まし(20℃位)……カカオ風の酸味を程よく感じます。熟成香は冷酒よりも少なめでした。

お酒の温度を上げるとカカオ風の酸味が徐々に主張してきましたが、5℃の違いで旨味とのバランスに変化があって比べてみて面白かったです。しかし、温度が高いと熟成香が薄まり、飛びきり燗では香りが全く飛んでしまいチョイと残念でした。

瓶の裏ラベルに記載されているお薦めの温度帯は常温、所謂冷やですが、アチキの最も好みだったのは上燗でした。

「百々登勢」をいただいたのは今回が2回目、前回呑んだのは5年前で五年物でした。その時の感想はこちら
 家呑み-百々登勢五年 長期熟成純米酒
 感想を比べると、熟成期間の違いで味わいにも違いがあるのは興味深いところです。当然ながら熟成感をより感じたのは、今回いただいた十年物でした。

3~5年程度の古酒は時々見かけますが、10年熟成させたお酒はまだまだ希有だと思います。このシリーズは20年物、30年物もあるそうですが(お値も張りますが...)、どんな味わいなんですかねぇ。試してみたいですが懐が(^_^;)......


百々登勢 十年 長期熟成純米酒
  醸造元:株式会社福光屋(石川県金沢市)
  原料米:米・米麹 国産米100%, 精米歩合:65%
  アルコール度数:17度,日本酒度:-3
  酵母:記載無し,酸度:2.0,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2018年11月
  購入場所:SAKE SHOP福光屋東京ミッドタウン店,価格:10,000円+消費税(720ml)


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