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2019年9月

2019/09/25

家呑み-吉田蔵 純米酒

石川県白山市にある株式会社吉田酒造店の限定品になります「吉田蔵(よしだくら)」純米酒です。
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栓を抜くと、心地よい吟醸香が漂います。ほんの少し黄緑がかった色合いのお酒です。

一口目は冷蔵庫で充分冷やした状態で、少しキリッとした口当たりです。先ずふくよかな旨味を感じ、その後から酸味が出てきます。バナナを思わせる味わいです。呑み込むと舌上に酸味が残ります。

口中で転がすと旨味が前に出てきますが、少し苦味も出てきました。室内において温ませると、酸味は薄まり旨味主体の味わいになりました。温んだ状態ては鰹のたたきとの相性が良かったですねぇ。

キンキンに冷えた状態では酸味がチョイと強いのですが温むと旨味が前に出てきますので、お酒の温度で味わいの違いを楽しむことができます。

開栓後はほぼ一週間置きに呑んでいましたが、酸味が少しずつ薄まって旨味主体の味わいに変わってきました。開栓から3週間ほど経つと、熟成感も少し感じました。1ヶ月過ぎると味わいは落ち着いてきました。

お米の旨味が充分出ていて呑み応えある味わいでした。食中酒として和食に合わせて呑むと、食との呑みが進むかもしれません。お酒の温度帯によって味わいに違いがあるので、今回は試しませんでしたがお燗につけたらどうなるか、いつかやってみたいと思います。

「吉田蔵」は2018年に造りをリニューアルしたそうで、地酒本来の姿を追求し、地元石川県産のお米と酵母を使用しているそうです。お酒本来の味を追求しているな、呑んでいてそう感じました。上から目線で失礼しました。


吉田蔵 純米酒
  醸造元:株式会社吉田酒造店(石川県白山市)
  原料米:五百万石, 精米歩合: 60%
  アルコール度数:15度,日本酒度:記載無し
  酵母:記載無し,酸度:記載無し,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2019年5月
  購入場所:髙原商店,価格:2,200円+消費税(1800ml)
  ※原料米は蔵元Websiteから転記


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2019/09/19

家呑み-長陽福娘 山田錦純米酒ライト

季節はようやく秋めいてきましたが、未だ夏酒の感想です(^_^; 山口県萩市の岩崎酒造株式会社の「長陽福娘(ちょうようふくむすめ)」山田錦純米酒ライトです。アルコール度数を13度にまで抑えています。酒米は勿論山田錦です。
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栓を抜くと、上立ち香は殆ど感じません。器に注いで色味を見てみると無色透明ですが、細かい気泡が見て取れます。

いつもの様に冷蔵庫で充分冷やした状態での一口目、滑らかな口当たりです。先ず感じるのは旨味ですが、直ぐに微炭酸のピリピリ感を伴った酸味が出てきます。ほんのり甘味も感じます。呑み込むと少し薄めのサイダーの様な炭酸の感触が残ります。

口中で転がすと、酸味が溢れかえりそうに拡がりました。温んでくると微炭酸のピリピリ感は無くなり、甘味が増してきました。

アルコール度数が低く軽い味わいですが、水っぽくありません。スイスイ呑めてしまいそうで、ある意味「危険」なお酒かもしれません:p 一回火入れのお酒ですが、呑んでいて生酒に近い味わいだなと思いました。真夏の木陰で穏やかな風が吹いてきた様な、優しい涼感を感じました。

開栓後は数日から一週間置きに呑んでいましたが、微炭酸のピリピリ感は段々と無くなっていきました。味わいに大きな変化はありませんでしたが、ピリピリ感が無くなるにつれ、味わいに柔らかさが増した様に思います。

呑み始め目は油っぽい料理の口直し向きかなと思いましたが、日が経ち微炭酸が無くなると食事に合わせるよりも食前酒や食後の一杯でいただきたくなり、実際に食後に呑む事が多かったです。

加水していない低アルコール度数のお酒ですので、軽やかな味わいですが味は充分に出ています。お酒の辛さは全く感じず旨味、酸味と甘味が程よく混じり合って呑みやすいお酒でした。


長陽福娘 山田錦純米酒ライト
  醸造元:岩崎酒造株式会社(山口県萩市)
  原料米:山田錦, 精米歩合: 60%
  アルコール度数:13度,日本酒度:-10
  酵母:記載無し,酸度:1.6,アミノ酸度:記載無し
  製造年月:2019年7月
  購入場所:宮田酒店,価格:2,700円+消費税(1800ml)


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2019/09/07

家呑み-るみ子の酒 純米酒 無濾過生 (H29BY)

久しぶりに呑んだお酒です。三重県伊賀市にある合名会社森喜酒造場の「るみ子の酒(るみこのさけ)」の夏酒です。表ラベルは純米酒無濾過生と書いてありますが、裏ラベルを見ると、無濾過あらばしり生原酒に加水してアルコール度数を14%にまで低くしているそうです。んでもって29BYですから、1年熟成させてから出荷したお酒になりますね。
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栓を抜くと、若干の上立ち香を感じます。お酒は少し黄色味がかった色です。

冷蔵庫で充分冷やした状態での一口目、少しキリッとした口当たりで、お酒を口に含むと豊かな酸味と旨味を感じます。呑み込むと、口中に酸味が残ってゆっくりと消えていきます。

口中で転がすと、少しお酒の辛さが出てきました。室内において温ませると、旨味が前に出てきてほんのり甘味も感じます。

加水して低めのアルコール度数ですが、水っぽくなくお酒の味を充分味わえます。冷酒と温んだ状態では味わいに違いがあるので、味わいの変化も楽しめます。

開栓後から数日後に呑んでみたところ、冷えていると熟成香の様な香りが口中に拡がり、味わいに少し変化が出てきました。温むと甘味を伴った旨味主体になるのは開栓時とほぼ変わらずです。

その後はほぼ一週間おきにいただいていましたが、冷えている時は熟成香と酸味主体の味わいで、温むと甘味を伴う旨味はほぼ同じでした。2020年の夏にいただいていた夏酒では最も味が強かったので、食事に合わせるよりは、食後にゆるりと呑む事が多かったです。冷酒と温んだ状態での味わいの変化を楽しんでいました。

このお酒をいただいたのは6年振りで、当時も感想を拙Blogに書いてました。
 家呑み-るみ子の酒 純米酒 無濾過生 (H24BY)
6年前と違うのは、今年いただいたお酒は1年熟成させている事。当時の感想を読むと、軽やかな印象のお酒でしたが、今年いただいたお酒は熟成感もあって味が充分出ていました。1年おいたお酒を夏酒として出すなんて、なんて楽しい「お遊び」をしてるんでしょう(^o^)


るみ子の酒 純米酒 無濾過生 (H29BY)
  醸造元:合名会社森喜酒造場(三重県伊賀市)
  原料米:酒母米,麹米:徳島県産山田錦, 掛米:長野ひとごこち, 精米歩合: 60%
  アルコール度数:14%,日本酒度:+8
  酵母:協会9号,酸度:1.5,アミノ酸度:1.0
  杜氏:豊本理恵
  製造年月:2019年5月
  購入場所:髙原商店,価格:2,650円+消費税(1800ml)


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