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2016/12/01

家呑み-開春 純米 雄町山口 ひやおろし

もう師走ですが、2016年の冷やおろし・秋上がりのお酒です。今年はいったい何本買ってんだか(^^;)島根県大田市にある若林酒造有限会社「開春(かいしゅん」の純米酒です。酒米は備前雄町を使用しています。

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開栓すると華やかな香りがします。器に注いだお酒はレモンイエロー系統の色合いです。

いつもの様に先ずは冷蔵庫で充分冷やした状態でいただきます。口当たりは固くないです。辛口ですが、ふくよかな旨味と穀物系の香りを感じます。呑み込むと味わいが喉の奥にチョイと残りますが、それもスーッと消えていきます。

浮ついていない、どっしりとした味わいです。料理と合わせるなら、濃い味付けで、例えば鯖の煮付けや豚肉の生姜焼きなどがアチキには合うかなと思いました。

口中で転がすと、穀物系の香りが鼻腔から抜けていきます。温んでくると旨味がふくらんできました。

開栓後は、このお酒もほぼ1週間おきに呑んでいましたが、冷酒では味わいの傾向に大きな変化はありませんでした。

お燗でも試してみました。

30℃前後(日向燗)……口当たりは柔らかで少し酸味が強めの旨口、若干エステル系の香りがします。
35℃前後(人肌燗)……旨味が出てきました。香りも少し変わってきました。角が取れて円い感じの味わいです。
40℃前後(ぬる燗)……旨味の出方がアチキには丁度いいです。食事中や食後などに呑みたくなる味わいです。肉豆腐や鮭の白子の煮物などが欲しくなりました。
45℃前後(上燗)……味の傾向はぬる燗と同じ旨口ですが、少し甘味も感じます。やや匂いが強いチーズをつまみながら呑むと、どちらの味が引き立って食も呑みも進みます。
50℃前後(熱燗)……また少し酸味が出てきました。呑み込むとほんの少し苦味を感じます。
55℃前後(飛びきり燗)……酸味と旨味が程よく混じり合い、さらに甘味も少しあって呑み易い味わいになりました。
燗冷まし(20℃位)……酸味が強調されています。遅れて穀物系の香りを感じます。辛口の印象はありません。

色々試した結果、最もアチキ好みだったのは上燗で、その次はぬる燗でした。お燗だと口当たりが円くなり味にふくらみが出てきました。穀物系の香りが無くなり、旨味がふっくらと感じます。

冷酒とお燗酒では、味わいが異なるお酒でした。個人的にはお燗に点けた方が好みの味わいでした。杜氏の名前を冠したこだわりのお酒、とくと味わいました。


開春 純米 雄町山口 ひやおろし
  醸造元:若林酒造有限会社(島根県大田市)
  原料米:備前雄町, 精米歩合:65%
  アルコール度数:15%,日本酒度:+6
  酵母:協会7号,酸度:1.8,アミノ酸度:1.4
  杜氏:山口 竜馬(石見杜氏))
  製造年月:2016年9月
  購入場所:髙原商店,価格:2,500円+消費税(1800ml)


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