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2012年2月

2012/02/24

頂き物のお酒を楽しむ

今宵は自宅で呑み。

最近、ちょっとした事でお酒を頂戴する事が続いたので、夕食後にそれら2酒を開栓。

1酒目は、昨年の純米酒冷やおろし。関東のお酒ですが初めて呑むお酒です。

香りが控えめ目なこのお酒、、キンキンに冷えた状態ではさらっとしているなと思いきや、温んでくると酸味や旨味が出てきて味わい深くなりました。食中酒向きかなと思い、そそくさと台所へ。

短冊切りにしてさっと炙り、おろし生姜を乗せてから醤油を垂らしただけの油揚げを肴にして呑むと、これがまぁ、お酒が進む進む。元々量が少なかったので、あっという間に呑み干してしまいました(^_^;)


2酒目は一昨年に造られた灘のお酒の本醸造で、1年以上も室内で放ったらかしにされてたのを引き取ったもの。

ハッキリ言って何も期待せず逆に生老ねなんかを警戒していたんですが、開けてみると程良い熟成香に仄かに甘い味わいにあらビックリ。

なんと言う事でしょう。ちゃんと熟成されているではありませんか。

このお酒、チーズを食しながら呑むと、チーズの塩気で甘味は隠れ酸味と熟成香が口中に残るので、お酒の熟成間をより楽しむ事ができます。少し温むと酸味がさらに強調されます。

いい意味で裏切られたお酒でした。お燗に点けるともっと....と思ったのですが、この勢いだと半分以上呑んじまいやしないかチト不安になったので、この辺で今日の呑みはお終い。

明日も一応はお勤めですからねぇ。

まあ、この続きは何処かの週末で間違いなくやっちゃうでしょう。


と、ここまで書いたのは先週の事。いつの間にか眠ってしまってBlogにアップするのを忘れてしまいました。(^_^;)

んでもって今晩はその続きで、その一昨年の本醸造をお燗に点けました。

予想通り、お燗では口当たり円やかで味にふくらみもあって、美味しくなりました(^o^)。

菜の花や筍が店先に並び、花粉も飛び始めていて少しずつ春の足音が聞こえてきてますが、またまだ肌寒い夜は続きます。

そんな時、たまたま美味しく熟成されたお酒をお燗に点けてほっこりするのも酔狂かもしれません。


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2012/02/23

気がつけば楽しんでいた・・・・武蔵野市民交響楽団アンサンブル・ダ・カーポ第83回吹奏楽定期演奏会

先日の本番(MCSO吹奏楽定期演奏会)を振り返ります。チト遅いですかね。

拙Blogでの演奏会案内はこちらです→演奏会のご案内(2012/02/19)~武蔵野市民響 吹奏楽~

今回のプログラムは、前半はアンダソンの「ピアノ協奏曲」を中心にチョイと懐かしめの米国人作曲家の作品を、後半は邦人作品で最近発表されたものが多く並びました。

アチキは今回もコントラバス・クラリネットの担当、乗り番は前半の「キャンディード」と「ピアノ協奏曲」にメインの「バベルの塔」の3曲でした。

協奏曲でコントラバスクラが使われる事は余り記憶に無く、今回は貴重な体験でした。ソリストの野々村さんの演奏が素晴らしくて演奏中はソリストの演奏に合わせているのが楽しく、終わった後は満足感で一杯でした。

アンダソンの狂想曲は小難しくない明るい曲なので、この曲を聴くのが初めての方でも楽しめたんじゃないかと思います。

この曲の吹奏楽版を関東で演奏するのは初めてなんじゃないかと言う話を内々でしていたのですが、調べてみると昨年5月東京で演奏されていた様です。まぁ、それでも国内では4,5回目かもしれませんね。


メインの「バベルの塔」は、のっけから木管低音群が鳴り響き、その中でもアチキは最低音域(Optionで記譜より1オクターブ下で最低音Bの上のC等)を吹いていたので、まぁしんどいし息が続かない(^_^;)

冒頭以外にもオクターブ下を指定している箇所が散在していて、いったいこれが楽音なのかと言う音ばかり吹いてましたが、それなりに楽しむ事ができました。


そんなこんなで今回は出番は少なかったのですが、それでも気がつけば演奏を楽しんでいた演奏会でした。打ち上げのお酒も美味しかったです。


そういえば「キャディード」を演奏していて、こんなにも楽しい曲だったなんて久し振りに思いました。何故ですかねぇ。やはり、パートが違うからですかねぇ:p

2012/02/17

家呑み-山和 特別純米 蔵の華60

宮城県加美郡加美町にある株式会社山和酒造店の限定流通酒「山和」の特別純米酒です。昨年11月に購入していたのに年末が忙しくて呑めず、年明け1月から呑み始めました。
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多分、ちゃんといただくのは初めてです。チョイと期待して栓をひねりました。

開栓した時の上立ち香は控えめに感じます。お酒の色はうっすら緑がかっていて、若芽色でしょうかね。

冷蔵庫から出したての状態で一口目、口当たりは柔らかく味は余り濃くないです。口中で感じるのは酸味そして旨味。口中で転がすと酸味が強調され、呑み込んだ後は旨味が少し残りますが、やがてすーっと消えてゆきます。

穏やかな味わいです。派手さはありませんが、後からじわじわっとお酒の味を感じます。少しずつ味を唎きながら呑んでいくと、何だか食事と合いそうな気がしてきました。

実際、別の日に鮪の切り落としを食しながらこのお酒を呑みましたが、お酒が鮪の味を引き立てていて、いつもより鮪が一層美味しく感じました。

また、お燗に点けて温度による味の違いも試してみました。
30℃前後(日向燗)……これより低い(所謂冷や)と少し苦味があったのですが、その苦味が薄まって旨味が出てきました。
35℃前後(人肌燗)……酸味が増してきました。アチキの好みまでもう一息かな。
40℃前後(ぬる燗)……旨味も増してきました。味がさらに強調されてきます。
45℃前後(上燗)……酸味と旨味の出方がアチキには丁度良く、料理との相性も申し分ないです。
50℃前後(熱燗)……ん?味が少し元に戻ったかな?何だか落ち着いた感じでした。
55℃前後(飛びきり燗)……ここまで点けるの忘れてた(-_-)
燗冷まし(15℃位)……温める前の穏やかな味わいに戻ってきました。ブレませんねぇ。

最もアチキ好みだったのは上燗。食事しながら呑むとお酒と料理どっちも自己主張してるのですが、喧嘩している訳ではなく互いに相手の美味しさも引き出しているので、これまた食事が楽しかったです。

温度によって味わいの変化は多少あっても、味の根本はブレません。単独で呑むよりは、食中酒の方がこのお酒を楽しめると思います。

冷酒では主役の料理を引き立てる名脇役、燗酒では料理と合いまみれつつもお互いを協調し合うライバル役。食中酒として異なる性格を演じ分けられる名役者、その時の食事や気分でお酒の温度を変えて楽しむのも一興でしょう。


山和 特別純米 蔵の華60
  醸造元:株式会社山和酒造店 (宮城県加美郡加美町)
  原料米:蔵の華,精米歩合:60%
  アルコール度数:15度以上16度未満,日本酒度:+3
  酵母:記載なし,酸度:1.8,アミノ酸度:1.2
  製造年月:2011年11月
  購入場所:髙原商店,価格:1,313円(720ml,税込・当時)


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2012/02/09

冬晴れの東京タワー

冬晴れの東京タワー
天気が良かったので、昼休みに芝公園までチョイと散歩。

殆ど雲がない快晴の青空を背景に、東京タワーをパシャリ。

映えますねぇ〜。


こうして仕事の合間にタワー周辺を散歩できるのも、今日で当分ないかも。

週末、職場のお引っ越しです。

引越先は都心某所ですが、最寄り駅は地下鉄駅です。

よっぽど用事が無い限り行くことはない、どうしても好きになれない街の一つです。

何となくゴミゴミした印象しか無く、東京タワーも見えますが、空が狭いです。


ハママッチョに来て1年半余り、気になる場所は数多くあったけど、立ち寄る事は数える程度。

もうちっと居たかったなぁ。

2012/02/07

家呑み-すっぴん るみ子の酒 特別純米酒 袋搾り無濾過生原酒あらばしり 9号酵母

2012年の正月から家呑みしていたお酒の1酒目です。三重県伊賀市の合名会社森喜酒造場が醸す「るみ子の酒(るみこのさけ)」の新酒、搾ったままで何も手を加えていない正しく「すっぴん」のお酒です。
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元日朝に開栓、爽やかな酸を感じさせる上立ち香がしました。お酒の色はほんの少しだけ黄色味がかっています。

キンキンに冷えた状態での一口目、口に含むと青リンゴの様な酸味がします。呑み込むと旨味が口中に残りますが、チョイと苦味も感じます。お酒が少し温むと苦味は薄まりました。

爽快な味わいです。日本酒度は+6なので辛口ですが、薄っぺらな辛さでなく酸味がちゃんと自己主張していて、お酒の味を十分楽しめます。

開栓時は食事をしながら呑んでましたが、以後は食後に寛いでいる時に呑む事が多かったです。その方がアチキには合ってましたねぇ。週末、撮り貯めしていた時代劇を観ながらこのお酒をゆるりと呑む....至福でした(^o^)

お燗にも点けてみましたが、温度によって口当たりが円くなったり苦味の感じ方が少し変わったりする程度で、味はぶれる事無く一貫していて、大きく変化する事はありませんでした。アチキは、お燗よりも冷えた状態の方が好みでした。

また、開栓してから日が経っても味わいは殆ど変わりなく(但し冷蔵保存はちゃんとしてます)、呑みきるまでの1ヶ月近くこの酒を楽しんでました。

造りが安定しているお酒です。蔵元の「こんなお酒を造りたい」といった想いが詰まっている、呑んでいてそう感じました。


すっぴん るみ子の酒 特別純米酒 袋搾り無濾過生原酒あらばしり9号酵母
  醸造元:合名会社森喜酒造場 (三重県伊賀市)
  原料米:米(国産) 麹米…阿波産山田錦/掛米…信州産ひとごこち
  精米歩合:麹米60%/掛米60%
  アルコール度数:17.8%,日本酒度:+6
  酵母:協会9号,酸度:1.7,アミノ酸度:1.1
  杜氏:蔵元兼任
  製造年月:2011年12月
  購入場所:髙原商店,価格:3,045円(1800ml,税込・当時)


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2019/9/7記載
 蔵元Websiteのリンク先を修正しました。

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