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2011/11/11

エルザの大聖堂への行列

R.ワーグナーの歌劇「ローエングリン」の第2幕第4場、婚礼のために礼拝堂へ向かうエルザ達の行列が進んでいく場面で演奏される曲です。

管弦楽でこの曲だけを単独で演奏される機会は殆どありませんが、吹奏楽ではルシアン・カイエによる編曲が特に有名で頻繁に演奏されています。最近では某TV番組でも取り上げられたとか。

木管楽器を伴ってフルートが奏でる旋律で静かに曲が始まり、中低音域の楽器群による息の長い旋律へと続きます。曲調やオーケストレーションを変えながら徐々に音楽は厚くなり最後は壮大な強奏で終わる、曲全体を通して一つのクレッシェンドを構成しています。


難しい曲です。


この曲を最後に演奏したのは、2003年1月。

MCSOの創立者で音楽監督だった小池先生の追悼演奏会での事。

楽団創立以来何度もこの曲を演奏会に取り上げていて、小池先生の好きな曲でした。


アチキがこの曲を初めて演奏したのも、MCSOの演奏会でした。

MCSOでは何度演奏したかな?アチキでも3,4回は本番で演奏していると思います。

練習中の小池先生は厳しかったです。

曲がまだ静かな箇所でどうしても音が大きくなってしまい、「うるさい」と怒鳴られたり。

「どうしてお前は後から後から吹こうとするんだ」と怒られた事はしょっちゅう。

並クラがチョイと苦手にしていた(今も??)アチキは本当に手こずりました。

練習中は怒られてばっかりでしたが、本番での演奏後、小池先生の何ともにこやかな表情をされていたのを覚えています。

追悼演奏会でこの曲を演奏した時、色々な事を思い出してしまってアチキは泣いていました。


以来、この曲はずっと避けていました。

演奏する事は勿論、聴く事も、選曲の候補に挙げる事すら拒否していました。

ふと、この曲が聞こえてくると涙腺が緩む事もしばしばありました。

小池先生が亡くなられたのは2002年11月13日、あれから9年が経ちます。



明日のUD吹の定期演奏会で納原先生の指揮で演奏します。

9年経って、ようやく真正面からこの曲と対峙する事ができるかもしれません。

小池先生から教わった事を思い出しながら、納原先生の感性について行きながら、精一杯演奏したいです。


アチキにとって大切な曲の一つです。




でも、もし泣いてたら、その時は放っておいてください。

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