家呑み-手取川 特別純米酒 氷清 氷熟蔵出し生酒
家呑みしていた夏酒の2酒目です。石川県白山市の老舗、株式会社吉田酒造店の「手取川(てどりがわ)」の特別純米酒です。「氷清」とは、ロックでの呑みを前提に造られたお酒です。寒造りしたお酒を、-10℃の氷温で熟成させたので「氷熟」だそうです。
白い雲が浮かぶ青空と黄色い向日葵が描かれた夏らしいラベルです。
開栓したのは8月前半の酷暑の日、うっすらと黄色味がかっているお酒からほんの少しだけ上立ち香がします。
冷蔵庫から出したてキンキンの冷酒で一口目、旨味が口中に拡がり呑み込んだ後にリンゴ?の様な酸味を感じます。口中で転がすとバナナ風の香りがします。
味は濃い目ですが、呑み込んでからいつまでも口中に味が残らず、スーッと消えます。人によっては濃いめの味がキツク感じるかもしれません。
温むとその味が和らぎ、呑み易くなってきました。何だかチーズが食べたくなってきて、思わず冷蔵庫からチーズを取り出していました(^_^)
続いてロックでもいただきました。
予め冷蔵庫で冷やしておいたガラスの酒器に氷を1つ、そしてお酒を静かに注ぎます。
溶けた氷で味がほんの少し薄まり、生のままで呑むよりも幾分呑み易くなりました。
呑むと一服の清涼感を感じます。8月前半の酷暑は勿論、残暑厳しい今頃でも呑むには丁度いい味わいです。
コクを十分感じる生のままか、涼を感じるロックか、呑み手によって好みは分かれるかもしれません。
数日後、今度はお燗に点けて温度による味の違いを試してみました。
5℃位(冷酒 花冷え)……開栓直後に感じた味わいと同じでした。造りが安定しているんですねぇ。
30℃前後(日向燗)……少し華にツンとくる臭いがします。甘味と旨味が増します。
35℃前後(人肌燗)……ツンとくる臭いは無くなり呑み易くなりました。旨味が十分出ています。
40℃前後(ぬる燗)……旨味と甘味のバランスがアチキには丁度いいです。
45℃前後(上燗)……少し味が落ち着いてきた様に感じました。
50℃前後(熱燗)……味が再び濃くなり、少しベタッとした甘味も感じます。
燗冷まし(15℃位)……甘味が残っていました。口中で転がすと苦味も出てきました。
お燗では、人肌燗から上燗でコクが控えめになり、お酒がスルッと入っていきました。その中でもアチキ好みはぬる燗でした。熱くし過ぎるとベタッとした感じになっしまいました。
生のまま、ロック、お燗と、呑み方で味わいが変わるので、そういったのを楽しむのもいいかもしれません。
それにしても.....昨年からエアコンがぶっ壊れてて室温30℃超の部屋で、ロック向きのお酒をお燗に点けているアチキっていったい(^_^;).....。
手取川 特別純米酒 氷清 氷熟蔵出し生酒
醸造元:株式会社吉田酒造店 (石川県白山市)
原料米:米(国産),精米歩合:麹米50%/掛米55%
アルコール度数:17度,日本酒度:記載なし
酵母:記載なし,酸度:記載なし,アミノ酸度:記載なし
杜氏:能登杜氏 山本輝幸
製造年月:2011年6月,出荷年月:2011年7月
購入場所:髙原商店,価格:1,260円(720ml,税込・当時)
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