春なのに ~この冬呑んだお酒たちの一部~
東京ではソメイヨシノはとっくに終わり八重桜を散らす雨も降り...てな春ですが、今年に入って3月上旬までに呑んだお酒をば備忘録代わりに。
以降、お酒の感想を書いたメモを見ながら書いてます。
先ずは自宅でチビチビ呑んでいたお酒から。
遊穂のしろ純米無ろ過生原酒 おりがらみです。
開栓直後から暫くは、ヨーグルト風な酸味と炭酸ガスのピリピリ感に後から出てくる旨味が呑みごたえがあり、まるでお米のジュースの様な味わいでした。
原酒故アルコール度数も高く(18.6度)、一度に多くは呑めないので、自然チビチビと呑むようになりました。
日が経つと、ガス感は薄れて旨味が前面に出てきますが、ちょっと苦味を感じる様になりました。
さらに時間が過ぎると、以前感じた苦味は消えていて旨味主体の味わいに酸味が奥から感じます。
時間が経つにつれて味わいの変化を楽しんでました。
遊穂はここ2,3年好んで呑んでいます。このおりがらみのお酒も遊穂らしい味わいでした。
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続いて外呑みのお酒を沢山。
この冬も家呑みよりも外呑みが多かったです。
冬場に多いにごり酒から。
左は静岡県の国香(こっこう)の特別純米酒中汲み無濾過生酒、右は東京は東村山のお酒屋守純米無濾過無調整原酒。
続いて山形県のくどき上手純米吟醸つや姫、右は高知県の美丈夫吟醸うすにごり 麗。
どのお酒もほどよい酸味で呑んでて楽しかったです。
にごり酒はこの冬も沢山呑みましたが、お酒の若さ故か、その中にはちょっと苦味を感じるのがありました。その苦味もお酒の味わいの一つだと思えば楽しいものです。
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左は三重県鈴鹿市の清水醸造株式会社の作(ザク) 純米原酒。モビルスーツではありませぬ。
右は神奈川県の山北町にある合資会社川西屋酒造店の隆(りゅう) 純米吟醸 若水 生酒。
作は旨味が十分出ていましたが、荒々しくなく落ち着いた感じがしてました。
隆は酒米に若水(わかみず)を使用しています。滑らかな口当たりに濃醇な味わいがしてました。
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今年の冬は北日本では何十年振りかの豪雪でしたが、東京も結構雪が降りました。
そんな時期にこんな雪だるまを見ました。
いづみ橋の期間限定酒のとんぼラベル、冬はうすにごりのお酒です。
神奈川県海老名市の泉橋酒造株式会社が醸すお酒は、酒米に地元産山田錦を使用しています。
秋にとんぼが飛び交う田んぼで作られたお米で醸したお酒で、冬の限定酒は、とんぼと雪だるまが描かれています。
えっ、「とんぼなんかいないぢゃないか!!」だって。
ちゃんとここにいます。
トンボは秋に産卵したら、卵のまま冬を越します。雪だるまの側に越冬卵がいますよね。
だからこれもトンボラベルです(^_^)
洒落っ気なラベルのお酒の味はというと、にごり酒で多く感じる酸味はあるものの、後味はガツンとパンチの効いた辛口。
ラベルの可愛いらしさをちゃんと裏切ってます(^o^)
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初めて呑んだと(思う)お酒もありました。
左は秋田の山本、白瀑を醸している山本合名会社の6代目蔵元山本友文氏が杜氏として1から酒造りに携わった蔵元入魂のお酒。
右の以津美(いつみ)純米吟醸は、山形県の鈴木酒造合資会社のお酒です。
山本は、酸味や甘味のバランスが取れていて、温むとどんどん味が出てきました。
以津美の方はきれいな感じのお酒で、食事に合わせやすいかなと思いました。
左は長野:県のお酒でこんな夜に…、右は和歌山県の澪標(みおつくし) 。
どちらも純米吟醸で酒米は長野県産美山錦を使用しています。
こんな夜に…は、酵母も長野県独自のものを使用している純長野産のお酒。造ったのは株式会社仙釀。口に含んだ時のシュワシュワ感にやや甘めの味わいでした。ラベルで半月を見上げている魚は山女です。
ただ、こんな夜にと言えば、アチキはどうしてもRCサクセションのあの歌を思い出してしまいます。
一方の澪標。冷えた状態では少し苦味??を感じましたが、温んでくると旨味が濃くなり苦味は消えました。器に注いでから少し置いておく方がアチキには合う様です。このお酒、今年初めて造られたお酒だそうです。株式会社世界一統の造りです。
ただ、澪つくしと言えば、銚子生まれのアチキはやっぱりあのTV小説を思い出してしまいます。
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日頃呑むお酒も幾つか
広島県の寶劍(ほうけん)に栃木県の辻善兵衛(つじぜんべえ)。
新潟県県の旨酒、村祐(むらゆう)と兵庫県で最近気になる忠臣蔵。
等々...
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そんなこんなで、この冬も美味しいお酒を沢山いただいてました。
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