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2010/11/18

家呑み-墨廼江 限定純米 中汲み ひやおろし

10月に呑んだ冷やおろしのお酒を今頃書きます。宮城県の「墨廼江(すみのえ)」、酒蔵は石巻市の墨廼江酒造株式会社です。

101023_01010001創業当時の江戸時代、蔵元があった地域(今の石巻市、北上川西岸一帯)は「墨廼江」と呼ばれていたため、それがお酒の銘柄になったそうです。実はこのお酒、過去に呑んだかどうか記憶が定かではありません。呑んだやうな初めて呑むやうな...

開栓しグラスに注ぐと、うっすら吟醸香が漂います。ほんの少し黄緑がかった色をしています。

一口目、10℃位の冷えた状態では仄かな甘さに旨味と酸味がバランス良く混ざりあっていて、色々な味を楽しめます。口当たりも滑らかで、呑み易い感じがしました。

口中で転がすと果実の様な酸味が際だってきます。スキッとしていますが、呑んだ後も口中に味が残っているので、しばらくはお酒の余韻に浸る事もできます。


続けてお燗にして温度による味の変化を。

15℃位(所謂冷)……酸味主体の味わいになります。甘味は殆ど感じません。これはお燗ではなく、室内にしばらく放置してから呑みました。
35℃前後(人肌燗)……口当たりが少々硬く感じました。酸が立ってきて、旨味が陰に隠れてしまいました。
40℃前後(ぬる燗)……今回試した温度帯では、最も酸味が強かったです。口当たりの硬さは未だ感じます。
45℃前後(上燗)……呑んでません。温めすぎて温度超えちまいました。(^_^;)
50℃前後(熱燗)……硬さが取れて、落ち着いてきました。再び酸味と旨みのバランスが取れて、アチキ好みの味わいになりました。
最後に燗冷まし……酸味がまた強くなり、さらに苦味も少々出てきました。


個人的な好みとしては、冷酒かなぁ。ゆっくりと呑んで口中で味の変化を楽しみたい、そんなお酒です。お燗だと熱燗になりますかね。

もっと呑んでみてどんな呑み方がアチキに合うか試したかったのですが、とうに呑み干してしまいました。季節物の限定酒なのでどのお店も売り切れでしょうから、この続きは来年ですかね。


墨廼江 限定純米 中汲み ひやおろし
  醸造元:墨廼江酒造株式会社(宮城県石巻市)
  原料米:五百万石(ラベル記載無),精米歩合:60%,
  アルコール度数:16.0度以上17.0度未満,日本酒度:記載なし
  酵母:記載なし,酸度:記載なし,アミノ酸度:記載なし
  製造年月:2010年9月
  購入場所:髙原商店,価格:1,334円(720ml,税込・当時)


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