家呑み-多満自慢 純米山廃原酒 2005年仕込酒
超久し振りに家呑みネタをば。
5月連休中に友人たちと地ビールを呑みに行った蔵元で買った5年物の古酒です。東京の地酒、福生市の石川酒造株式会社の「多満自慢(たまじまん)」の純米山廃原酒です。
お店では瓶全体が新聞紙で包まれていて冷蔵庫ではなく店内の商品棚に並べられていました。多分、できるだけ紫外線に晒されないようにして常温で保存していたんでしょう。
もう少し茶色いお酒を想像していましたが、黄緑がかった抹茶色に近いかな、といった色のお酒です。
お酒をグラスに注いで鼻を近づけると、如何にも古酒と言った熟成香がします。このお酒、買ったその日に開栓した時は、この熟成香がかなり強かったのですが、日にちが経つと香は落ち着いてきた感じがします。
先ずは冷えた状態で呑みます。口に含んで転がすと、チョコレートまたはカカオ??の様な甘味と酸味が口中に拡がります。呑み込むと、酸味が後味となって残ります。古酒で尚かつ原酒のままなので当然なのかもしれませんが、味は濃いです。
呑んでみてこれはお燗向きだと思ったので、次はお燗に点けてみました。
ミニ燗すけの登場です。自宅でも欲しくなり、今年に入ってからとうとう買ってしまいました(^_^;)
お燗酒の最初は45℃位のぬる燗で。冷えた状態と比べて酸味が控えめになり、旨味が前面に出てきます。口当たりも円やかになりましたが、これはミニ燗すけの錫製チロリを使用しているからかもしれません。
次にぬる燗からの燗冷ましも呑んでみました。酸味が再び拡がりますが、冷えた状態よりも柔らかい感じがします。
続いて50℃を超える熱燗にすると、ぬる燗よりも味が落ち着いてきて呑み易くなります。今回試してみた温度では、これが最もアチキ好みのお酒になりました。
個人的な好みでは、冷蔵庫に冷やしたままで呑むよりも、お燗に点けた方が美味しく感じました。温度帯の違いによる味の変化が楽しめるお酒だと思います。
以前、バニラアイスの上にかけたお酒はこのお酒でした。
多満自慢 純米山廃原酒 2005年仕込酒
醸造元:石川酒造株式会社(東京都福生市)
原料米:五百万石,精米歩合:65%
アルコール度数:17度以上18度未満,日本酒度:±0
酵母:記載なし,酸度:1.9,アミノ酸度:2.0
賞味期限:2012年11月21日
購入場所:石川酒造株式会社内売店 酒世羅,価格:1,313円(720ml,税込・当時)
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