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2009/05/18

荻窪いちべえ唎き酒会 (2009年3~5月)

荻窪いちべえさんで開催されている唎き酒会、3月以降も月1ペースで行われていまして、アチキは何とか休まず参加していました。呑んだ感想などをちょっと書いて簡単に振り返って見ます。

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3月は新潟県南魚沼市の老舗蔵元、青木酒造株式会社の「鶴齢」。
「鶴齢」の唎き酒会は確か2回目だったと思います。新潟県のお酒といえば「端麗辛口」という印象が強いのですが、この蔵元はお酒本来の旨みを残したお酒造り目指しているとの事です。アチキもいちべえさんで時々注文しているお酒です。

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レジメに記載されていた出品酒は次の通りです。

・鶴齢 純米大吟醸生原酒 H20BY (山田錦)
・鶴齢 純米吟醸 山田錦50%精米 H20BY
・鶴齢 特別純米 山田錦55%精米 H19BY
・鶴齢 特別純米 五百万石55%精米 H19BY
・鶴齢 特別純米 越淡麗55%精米 H19BY
・鶴齢 特別純米 山田錦55%精米 H20BY
・鶴齢 特別純米 山田錦65%精米 H20BY
・鶴齢 特別純米 越淡麗55%精米 H20BY

個々のお酒の感想は省きます。H20BYの新酒は、酸と旨みが程よく感じる事ができる味わいでした。中にはほんの少しだけアクセント気味に苦味も感じられるお酒もあって、精米歩合など造りの違うお酒を呑み比べするのが楽しかったです。お燗に点けるとフワっと拡がるお酒になったのもあり、温度による味わいの違いも楽しむことができました。

1年寝かせたH19BYのお酒は、酒米が異なる3種類のお酒が出品されました。少しまったりとした感じで、新酒より旨みが増し味わい深くなっていたと思います。お米による味の違いはというと....そこまで詳しくメモしていなかったので思い出せません()。会が進むうちに呑み食いばっかりに気を取られて、感想をメモするのを忘れてしまいました。

ともあれ、アチキにとってはどのお酒も美味しくいただきました。食中酒として料理を食す合間に呑むのも個人的には合っている気がします。この日は「鶴齢」のファンだと仰っていた方もいらっしゃっていて、以前より人気がでてきたなぁ、なんて呑みながら感じました。これからも期待したいお酒です。

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4月は「天明」でした。蔵元は福島県河沼郡会津坂下町の曙酒造合資会社です。
「天明」は唎き酒会に登場するのは3回目でしょうか。アチキ自身はいちべえさんに通うようになって間もなくこのお酒を勧めていただき、以降度々呑んでいるお酒です。

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出品酒ですが、レジメに記載されているのを書き出すと...

・天明 純米吟醸 本生 (山田錦,自社酵母A)
・天明 亀の尾 純米 本生 (亀の尾,協会9号)
・天明 亀の尾 本生 2年熟成 (亀の尾,協会9号)
・天明 中取り参号 おりがらみ(亀の尾,協会9号)
・天明 亀の尾 純米大吟醸 H19BY (亀の尾,協会9号)
・天明 五百万石 大吟醸 4年熟成 (山田錦/五百万石,自社酵母B)
・天明 大吟醸 精米35% おり酒 (山田錦,自社酵母A)
※()内は原料米と使用酵母です。

蔵元がこの唎き酒会で挙げたテーマは、「亀の尾と協会9号系酵母」。地元産の「亀の尾」と華やかな吟醸香が香り高いお酒ができやすい「協会9号系酵母」で醸したお酒を呑み比べしました。

大まかな感想ですが、「亀の尾+9号系酵母」のお酒は、旨み主体の味わいに甘さや酸味などが加わっていましたが、決して派手ではなく穏やかで落ち着いた感じのするお酒でした。冷えた状態からお燗や燗冷ましまで様々な温度帯で呑みましたが、温度で味の変化は当然ありましたが、バランスが崩れることなく安定していたと記憶しています。

「亀の尾+9号系酵母」のお酒以外は、生酒や限定酒非売品など変化に富んだラインナップ。品のある香りに酸と旨みのバランスが取れていたお酒もあれば、口に含んだ後からジワリと味が増すお酒など、これらもまた呑んでて楽しかったです。ただ、仕事が延びてしまった為に駆けつけるのが遅れて、おり酒の開栓の瞬間が見られなかったのがチト残念でした。

この日のテーマである地元産「亀の尾」は蔵元が地元酒米生産者と共同で栽培をしていて、少ない種籾を何年もかかって今日お酒の仕込ができる量まで増やしていったそうです。それだけに「亀の尾」を使用したラインナップは蔵元もこだわりや思い入れのあるとの事ですが、今回はどれも美味しくて呑んでて楽しくなりました。

この会も沢山の参加者で大賑わいでしたが、中でも「天明 命」を公言している常連のKさん、念願の天明さんの唎き酒会が開催されて良かったですねぇ&お勤めお疲れ様でした。アチキは遅れて参加したものの、ここ最近の唎き酒会よりもたーーーくさんお酒を楽しむことができました。願わくは、この時Kさんがやったアレを毎回やってくれないかな?(^^) そうすれば、アチキは参加するたびに気兼ねなくお酒を呑む事ができるはず(^_^)v

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さて、この記事の最後、5月は連休明け7日(木)に開催された唎き酒会です。もう1週間も前の事か。この日のお酒は、山形県鶴岡市羽黒町の蔵元、亀の井酒造株式会社の「くどき上手」、いちべえさんの唎き酒会には初登場でした。この「くどき上手」はこれまたアチキの好きなお酒でこれまで何度もいただいていまして、この日が楽しみでした。

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出品酒をレジメに記載されていた分だけ書き抜きます。

・くどき上手 出羽燦々33 純米大吟醸 (出羽燦々33%)
・くどき上手 亀の尾33 純米大吟醸 (亀の尾33%)
・くどき上手 出羽の里44 純米大吟醸 (出羽の里44%)
・くどき上手 雄町44純米大吟醸 (雄町44%)
・くどき上手 酒未来 純米吟醸 (酒未来50%)
・ばくれん 吟醸酒 超辛口+20 (美山錦55%)
・生・ばくれん 純米吟醸超辛口+20 (亀の尾55%)
・くどき上手 古代黒紫米 純米酒 (麹米 山田錦50%/掛米 山田錦,紫小町)
※()内は原料米と精米歩合です。

今回のラインナップは大別すると、香り高い旨口系の「くどき上手」と超辛口の「ばくれん」。お酒は蔵元の意向により一品ずつ供され、一通り全種類呑んだはず。このあたり、記憶が定かでないのは、故に呑み過ぎた証拠か(-_-)

振り返ると、「くどき上手」は滑らかな口当たりで旨味重視の中で酸味や甘味などが造りの違いによって微妙に異なるのが、呑比べてみて面白かったです。

一方、大辛口の「ばくれん」はキリッとした辛さは当然ですが、口当たりは硬くないので呑み易いですし吟醸香も品があります。お燗だと味が増して、趣が異なった感じになりました。


「くどき上手」と言えば、アチキがすぐに思い浮かぶのが艶やかな美人の浮世絵ラベルです。

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日本酒のラベルと言えば漢字ばかりかと思ってましたから、この美人画のラベルを初めて見たときはインパクトありました。アチキはてっきり女性好みの味わいで妙齢の美人をくどくのに好都合だから「くどき上手」という酒名にしたんだと思ってたら、戦国時代を生き抜いて大きな勢力を持った武将からヒントを得たそうで、『武力に頼らず、誠意を持って説き伏せ、心を解く。心を溶かすように魅了する。』そういう意味が込められているそうです。


この日、アチキのお隣に座られていた方は、唎き酒会は始めての参加と仰っていた御高齢の方でした。

既に勤めは終わられていて、現在はボランティアや趣味のサークル等で普段の生活を楽しまれているとの事。そのお仲間たちといちべえさんで日本酒を呑んだら、どれも美味しくて「これまで呑んでいたお酒は何だったんだ」と思ったそうです。それで、お店の勧めもあって今回唎き酒会に初めて参加したとのこと。

「くどき上手」は初めて呑んだそうですが、どれも美味しいと本当にお酒を楽しまれていました。この日、ここにもこのお酒に魅了された方がいらっしゃいました。

そんな人生の先輩が楽しそうに呑んでいらっしゃったり、嬉々とお話をされているのを隣で聞いていたりすると、こちらも楽しくなって、ついついお酒が進んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました。
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てな訳で、この3ヶ月間の唎き酒会はどれもアチキの好きなお酒ばかり、ご一緒したのが呑んでて楽しい方々だったので、すっかり楽しませていただきました。


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コメント

Horyさん

ご無沙汰しております。
親爺もくどき上手の会の時に、初参加させていただきました。
分かっていれば、ぜひお話を伺わせていただきたかったので、少し残念です。
私どもは、一番奥左の普段は障子で仕切られている箪笥のある部屋でした。
ご高齢の方?というと、真ん中あたりテーブルの隅に男性1人が早くから座っていらっしゃいましたが、Horyさんの席はどの辺だったのでしょう?
機会があれば、ぜひ一献ご一緒させていただきたいものです。ポチ。

>酒呑親爺さん

くどき上手の唎き酒会いらっしやったんですね。

アチキは道路に面した窓側よりの列で、他の常連さんと相席でした。何でもお燗酒にしてしまう辺りです。

早めに帰っていないんでしたら、多分アチキの顔は見ていらっしゃると思います。とある事やってますんで。

また、いちべえさんの唎き酒会にいらっしゃった時は遠慮無く声をかけていただいて結構ですよ。

美味しいお酒を楽しみましょう。今後も宜しくお願いします。

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