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2009/04/24

とある下手な呑み方についてチョイと考えてみる

他に伝えるべきニュースがあるのに今日(4月23日)メディアが最も取り上げていた話題。

4月23日未明、某芸能人が深夜の公園において全裸で大声を発していたのを付近の住民に通報されて警察官がかけつけたが、手足をバタつかせる等激しく暴れたので、公然わいせつで現行犯逮捕。

お酒に呑まれたしまった人の最もみっともない出来事。

容疑も認めているし、CMや出演番組の放送停止などの社会的な制裁が既に始まっているから、当人の批判はそこそこにして、新聞報道等の情報を基に酔い方の状態や飲酒量について、算数っぽくチョイト細かく書きます。


【酔いの状態】

(社)アルコール健康医学協会資料によると、酔いの状態は血中アルコール濃度によって6つに分類する事ができ、酔いの状態が軽い方から順に記すと次のようになります。

 爽快期→ほろ酔い期→酩酊初期→酩酊期→泥酔期→昏睡期

最も酷い昏睡期では最悪な場合、死に至ることもあります。

新聞報道では逮捕時の呼気中アルコール濃度が0.8[mg/L]と記載されていたので、先ずこの値を血中アルコール濃度に置き換えます。二つのアルコール濃度の関係式は次の通りだそうです。

 呼気中アルコール濃度[mg/L]=5×血中アルコール濃度[%]
故に
 血中アルコール濃度[%]=呼気中アルコール濃度[mg/L]÷5

上記式から血中アルコール濃度は、

 0.8÷5=0.16[%]

となります。この値を酔いの分類に照らし合わせると、重い方から3番目の酩酊期にあたります。酩酊期では、大脳は全体が少し麻痺した状態になっています。この状態で見られる行動や体調の変化としては、

 ・何度も同じことをしゃべる
 ・呼吸が速くなる
 ・吐き気やおう吐がおこる

などが現れます。大脳に加えて小脳まで麻痺状態になると運動失調、いわゆる千鳥足になって正常に歩くのも困難になります。

彼は大声を発していて通報されていますが、この行動は酩酊期よりも軽い酩酊初期で既に現れるそうです。この酩酊初期では「大声を発する」他に

 ・気が大きくなる
 ・怒りっぽくなる
 ・立てばふらつく

などの行動が現れるそうです。


【飲酒量を推測】

さて、問題の彼に話を戻して、果たしてどの位お酒を呑んでいたのか推測で計算してみます。呑み終わってから奇行に走り逮捕されるまで、ある程度時間が経っていて相応のアルコール分が体内で分解されているでしょうから、

 ・逮捕時に検出されたアルコール濃度から計算される酒量
を導く他に
 ・呑み終わってから逮捕されるまでの時間に分解されたアルコール量から計算される酒量

も求めて、これらを合算して総飲酒量を算出します。

尚、予め断っておきますが、以下に記した酒量はあくまでも4月23日の新聞報道等で知りえた内容から推測・仮定して求めた数値ですので、実際と異なっていてもアチキは責任は取りません。


計算に先立ち、次の仮定を立てます。

 ・呑んだのはビールと焼酎(新聞報道より)
 ・便宜上、ビールは生ビール中ジョッキ1杯500[ml]のみで残りは焼酎を呑んでいたとして、ここでは焼酎の酒量を求めるものとする。
 ・お酒のアルコール度数は、ビールは5[%]、焼酎は25[%]とする。
 ・呑み終わってから逮捕されて呼気中アルコール度数を測定されるまで2時間経過しているものとする。
 ・体重は55[kg]とする。

先ず、検出されたアルコール濃度から酒量を計算します。
血中アルコール濃度と酒量の関係式は次の通りです。

 血中アルコール濃度[%]=飲酒量[ml]×アルコール度数[%]÷(体重[kg]×833)

この式から、先に求めた血中アルコール濃度0.16[%]と上記仮定をあてはめて算出される焼酎の飲酒量は、

 約193.2[ml]

となります。
 
次に時間経過によって分解されたアルコール量ですが、アルコールの分解速度はお酒の強い弱いに関わらず、

 体重10[kg]あたりアルコール1[g/時間]程度

とされていますので、体重は55[kg]の人間が2時間で分解できるアルコール量は、

 11[g]

となります。飲酒量とアルコール(摂取)量の関係式は、

 飲酒量[ml]×0.8(アルコールの比重)×アルコール濃度[%]=アルコール摂取量[g]

なので、この式から飲酒量を求めると

 飲酒量=摂取量÷(0.8×アルコール濃度)

 11÷(0.8×0.25)=55[ml]

となります。これら計算で求めた数値を合算すると、

 193.2+55=約248.2[ml]

水割り一杯の焼酎の量を約60[ml]とすると、4杯程度となります。

結果、彼は当時、生ビール中ジョッキ1杯と焼酎水割り4杯を呑んでいたと推測されます。

この量が多いと思うか普通と思うかは個々人で異なるでしょうが、アチキにはどうもピンときません。そこでビールか日本酒に置き換えると、

 ビール……1,741[ml]=生ビール中ジョッキ 約3.5杯(500ml,アルコール5%)
 日本酒…… 512[ml]=約2.8合(180ml,アルコール17%)

この量、アチキだと上機嫌になっている事が結構多い気がします。

お酒の強さは個人差がありますし、呑み方(食事やお水の摂取量,呑むペース等)によって酔い方も変わってきますので一概には言えませんが、結構呑んでいたって事ですね。


【人の振り見て....】

どんなにお酒が好きだからと言って、呑んでるつもりが何時しか呑まれてしまってはいけません。

正直、アチキは何度も「酩酊期」の状態になってます。同じ事しゃべったり、千鳥足で帰ったり、美味しい日本酒以外のお酒を沢山呑んだ翌日吐き気がしたり(-_-)....

そんなこんなで一緒に呑んでいた人達に迷惑をかけたこともありますが、超えてはいけない一線ってあると思います。

今週末から来週にかけて外呑みする機会がそこそこあるので、お酒に呑まれることの無いよう気をつけよう、と改めて思いました。

楽しく呑んで、気持ちよく家に帰りたいですからね。


今回の記事を書くに辺り、次のWeb Siteを参考にしました。
 ・社団法人アルコール健康医学協会
 ・サントリーホールディングス株式会社Web Site内、アルコール関連問題のPage
 ・飲酒量 vs 呼気中アルコール濃度(経時変化)

《4月24日追記》
 中生ビール1杯に焼酎10杯の量だと、酔いは泥酔期の状態になります。
 この時、記憶が無くなる(ブラックアウト)事もあります。


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