荻窪いちべえ 陸奥八仙 唎き酒会(2008年8月)
休日を利用して参加した荻窪いちべえさんの唎き酒会の報告です。今月の蔵元は青森県八戸市の老舗、八戸酒造株式会社でお酒は「陸奥八仙」。昨年に引き続き2回目の登場です。前回の感想はこちら↓です。
最近の唎き酒会は参加者が増えて、予約を事前に締め切ることが多くなりました。今回も84名集まりました。盛況ですねぇ。会はいつもの通り(株)フルネットの中野社長、高瀬斉先生の挨拶から始まり、続いて蔵元の駒井専務の挨拶となりました。曰く、先日、東北地方を襲った大地震では被害はあったもののそれ程大きくなく翌日から営業できたとの事です。一安心でした。
今回の供されたお酒は10+特別出品1の計11種類。お酒の種類は多かったのですが、参加人数も多かったので、全部味わう事はできませんでした。先ずは出品酒を挙げますと、
・陸奥八仙 純米大吟醸 華想い 無濾過生原酒(華想い)
・陸奥八仙 純米吟醸 中汲み無濾過生原酒(華吹雪)
・陸奥八仙 純米吟醸 瓶火無濾過原酒(華吹雪)
・陸奥八仙 特別純米 中汲み無濾過生原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 特別純米 直汲み無濾過生原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 ひやおろし 特別純米 瓶火無濾過原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 槽酒 特別純米 無濾過生原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 ISARIBI 特別純米 無濾過生原酒(華吹雪)
・陸奥八仙 ISARIBI 特別純米 無濾過生詰め(華吹雪)
・陸奥八仙 吟醸 中汲み無濾過生酒(華吹雪、むつほまれ)
※()内は酒米です。全て青森県産のお米だそうです。
以上は全てH19BY、特別出品は、陸奥八仙 特別純米 直汲み無濾過生原酒のH18BYでした。
今回呑んでみて総じて感じたのは、味が一つの方向を向いているなと言う事。やや濃いめで旨味が強調されている濃醇な味わいに、造り・搾りの違いによる差が味の差となって表れているように感じました。造りから数ヶ月経って熟成された結果なのでしょうか。ブレが大きくないので、どのお酒も楽しめました。
個別に幾つか挙げると...
純米大吟醸は口に含むと決して華やかではないのですが仄かに香る吟醸香が心地よく、また旨味が口中に十分拡がりました。
純米吟醸 瓶火は生酒に比べてややまったりとした落ち着いた味わいでした。瓶詰めで火入れをしているから「生貯蔵酒」ですね。
今回、醸造アルコールを添加したお酒は吟醸酒1種だけでしたが、アルコール臭は感じませんでした。やや硬いかなと思われる口当たりが、このお酒の特徴になっているかもしれません。
毎度の事ながらお燗酒もいただきましたが、特別純米のどちらかが、ふくらみが増してさらに美味しくなってましたねぇ。
ひやおろしは市場に出回る前に一足早くいただいた事になるのですかね。呑むとツルンとした口当たりが他には無く、楽しめました。味も十分出ていて美味しかったです。
特別純米中汲みは、酒造年度が異なる(H19BYとH18BY)2種類のお酒をいただきました。呑み比べてみると、1年寝かしたH18BYは、結構酸が出ていて想像したよりも熟成している感じがしませんでした。蔵元に尋ねると、冷蔵庫に保存していたので、熟成がそんなに進んでいないとの事でした。もっと寝かしたらどうなるんですかねぇ、自宅で試してみないかい>E氏。
てな感じで、あれこれ呑んで約3時間があっという間に過ぎました。ごちそうさまでした。
おまけ
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