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2007/03/18

今日の呑み-Japanese Bar 志ノ蔵

いつもの荻窪ではなく、たまには阿佐ヶ谷で日本酒を呑んでみようとJapanese Bar 志ノ蔵へ初めて出かけました。場所は中杉通り沿い、やや青梅街道寄りでセブンイレブンの隣のビルの地下1階にあります。そんなに目立つような看板ではないので、注意しないと通り過ぎてしまうかもしれません。

お店は黒色を基調とした設えでカウンター6席,テーブル3脚の落ち着いた雰囲気です。中に入るとカウンターへ通されました。メニューを見ると、お酒は日本酒が約30種,焼酎が20種に地ビールなどの取りそろえ、料理は全て国産の素材を使うといった拘りのある内容です。

あれこれ悩んで選んだ料理は、ほうれん草と紅菜苔の和え物,名古屋コーチンの塩焼き,志ノ蔵流どて煮(鶏肉とこんにゃくの味噌煮)の3品、それに合わせたお酒は次の通りです。

 ・博石館生ビール(ラガー)
 ・いづみ橋 恵 海老名耕地 平成17BY (冷)
 ・小笹屋竹鶴 純米 2005年BY (燗)
 ・るみ子の酒 ブレンド熟成 (燗)
 ・生酛のどぶ (燗)

先ずは地ビールで喉を潤します。博石館ビールは岐阜のビールだそうです。きれいな琥珀色をしていて、ややフルーティな香りにコクがあるビールです。久しぶりに感じた味わいです。

日本酒は先ずは「いづみ橋 恵」を冷やで。ワイングラスに注いでくれます。仄かな吟醸香が立っていますが、口に含むと案外しっかりした辛口の味わいです。酸味や旨味はそんなに感じません。

以降は全てお燗にしました。「小笹屋竹鶴」はよく名前を聞くのでどんな味かなと思い注文しました。ここのお店のお燗は湯煎です。主に人肌燗辺りで呑んでみましたが、酸味と旨味のバランスが取れている感じがしました。ただ、このお酒は無濾過の原酒で、アルコール度数が18~19度と高く後半はやや呑み疲れてしまいました。

「るみ子の酒」は今回始めていただきました。3種類の古酒をブレンドしたものです。上立ち香はしっかりした熟成香です。口に含むと香りは余り感じず、コクがあります。味の濃い「どて煮」を食べながら呑みましたが、料理に負けないしっかりした味わいです。人肌燗辺りから徐々に温度を上げていって上燗程度まで試してみましたが、温度が高い方が呑み応えがありました。

最後にいただいたのはお店の方のお勧めでにごり酒の「生酛のどぶ」を燗で。にごり酒というと、酸味か甘味が強いといった印象のお酒が多いのですが、このお酒はキレのあるやや辛口で思ったより呑みやすいお酒です。

お店の方と少し話をしましたが、このお店の品揃えはお燗に向いているお酒が多いそうです。確かに今日いただいたお酒は冷やよりはお燗の方が呑みやすいと思うお酒ばかりでした。料理は素材の旨さを活かしていて美味しくいただきました。難点を挙げるとちょっとお値段が高めかな。無農薬野菜など素材を厳選している分、仕方ないかもしれません。ガッツリ食べて呑む、というよりは2軒目としてまったりとしてお酒と料理を味わう、といった呑み方が合っているかもしれません。機会があればまた行ってみましょう。

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