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2006/07/15

荻窪いちべえ 開春 唎き酒会

7月10日(月)荻窪いちべえで月例の唎き酒会が催されました。今回は島根県大田市温泉津町の若林酒造有限会社の「開春」です。

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会は19:30過ぎに始まりました。フルネットの中野社長と漫画家の高瀬斉先生のお言葉の後、蔵元のご挨拶。今回出品されてお酒は全部で8種類だったのですが、その殆どのお酒がアルコール度数17度でやや高めそして原酒なんだそうです。


乾杯は純米大吟醸の「奥村 嵩」で。今回は一通り全種呑みました。感想を次につらつらと書きます。


奥村 嵩 純米大吟醸 山田錦35%
……他の蔵の純米大吟醸と比べて甘さが抑えられていて、辛口に区別されると思います。しっかりした味わいです。
開春 純米 超辛口 生原酒 おりがらみ 神の舞60%
……日本酒度+15の割には超辛口と書いてある程辛さを感じません。冷えた状態ではおりがらみのお酒に見られる酸味と旨みが強調されています。お燗だと、えぐみが強くなってしまいます。
開春 亀五郎 生原酒 亀の尾55%
……冷やのみいただきましたが、酸味が強く感じられました。
石のかんばせ 袋取り 山田錦60% 島大HA-11号酵母
……島根大学と島根の酒蔵が共同開発した島根の酵母を使用したお酒。常温(いわゆる冷や)とお燗でいただきましたが、どちらも口当たりが軽かったです。常温ですと旨みが強く感じられます。
新・寛文の雫 山田錦90% 生もと木桶
……今では滅多に使われなくなった木桶で醸したお酒。日本酒度は-90で大甘です。冷えた状態でいただきましたが、ともかく甘いです。日本酒の甘さではなくてカラメルに近いかなぁ、こくを感じる甘さです。どこかの国のリキュールかと勘違いしそうなお酒です。氷を一欠片入れると呑みやすくなりました。バニラアイスにこのお酒をかけて食べてみたい、そんな気を起こさせるお酒です。ただ味が濃いので何杯も呑めないなと思いました。

以下の3種は現杜氏の山口竜馬氏が杜氏に就任する前から醸したお酒です。
開春 竜馬 袋取り 山田錦65%
……酸味と旨みのバランスが良く呑みやすいお酒です。
開春 竜馬 生もと 生原酒 山田錦65%
……常温では旨みが強く感じられますが、少し苦みもありました。
開春 竜馬 袋取り 雄町65%
……冷えた状態では味が濃く飲み口が堅く感じられます。お燗だと少し苦みが残ります。もう2,3ヶ月寝かせてみたら良いんじゃないかな、と思いました。

以上が今回の感想です。大別すると、辛口の「開春」,軽い飲み口の「石のかんばせ」,酸味と旨みを強調した「竜馬」になるでしょうか。一つの蔵で個性の違うお酒が何種かあると消費者側は選ぶ楽しみができて嬉しいですね。今回も楽しくいただきました。

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