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2006/01/25

武蔵野市民交響楽団 第60回室内楽定期演奏会を聴いて

1月22日(日)、武蔵野市民交響楽団(MCSO)の第60回室内楽定期演奏会が、武蔵野市民文化会館(ARTE)小ホールで開催されました。私は降り番だったので聴衆として演奏会を聴きに行きました。当日のプログラムは次の通りです。

≪弦楽合奏≫
・愛の挨拶 Op.12/E.エルガー 
・アヴェ・ヴェルム・コルプス KV618/W.A.モーツァルト
・ユーモレスク/A.ドヴォルザーク 

≪木管五重奏≫
・木管五重奏曲 Op.43/C.ニールセン

≪サクソフォーン四重奏≫
・四重奏による協奏曲/J.リュエフ

≪弦楽八重奏≫
・弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20/F.メンデルスゾーン

聴いてみた感想はというと、
先ず最初の弦楽合奏は、クラシック音楽に詳しくない方でも何処かで聴いたことのある穏やかな曲を選曲していましたが、これって自分達も演奏しやすい反面ミスとかは誰にでも判ってしまうので、聴衆の反応が敏感だと思うんです。聴いた感想としては、思っていたよりまとまっていたなといった感じでした。メンバーはここ1,2年に入団した方々が中心でした。MCSOの室内楽定期演奏会は団員の立候補制なので、団暦1x年のベテラン奏者達ばかりでなくそんな若い人たちも積極的に手を挙げてくれて嬉しい限りです。

ニールセンの木管五重奏ですが、私はニールセンの曲を聴くのが今回初めてだったので、申し訳ないけど今ひとつ音楽が理解できなかったです。事前に予習でもしとけばよかったかな。演奏は奏者が皆名手なので上手かったと思います。こんなんですみません。

Sax四重奏は、今回のプログラムでは個人的に一番関心があった曲。かなりの難曲らしく、なんてったって出演者は足かけ3年も練習してたんです。確かに、普段の合奏練習の前後によく練習していたもんなぁ。曲は全部で6楽章からなり、フランスの作曲家の作品らしく、どこかお洒落な感じがします。細かいパッセージがどのパートにも配されていて、それを繋いで1つのフレーズに聴こえるようにするのはかなり難しかったと思います。ちゃんと繋がってましたよ。また、旋律も第一パート(この場合はソプラノSax)ばかりに集中しているのではなく、どのパートにも満遍なく配されていて、バランス等もずいぶん注意していた様に思います。聴いていて奏者の熱意と緊張が伝わってきました。

最後のメンデルスゾーンの弦楽八重奏は通称「メンパチ」と呼ばれていて、作曲者が16歳の時に作曲し終生愛した曲だそうです。若干16歳が書いたとは思えない構成がしっかりとしている曲で、尚且つ奏者にかなり高度なテクニックを要求します。やっぱり天才の作る曲はすごいなぁなんて思いながら聴いてました。演奏は若干音程や音量のバランスなどが気になった部分もありましたが、短期間(だと思ふ)でよくこれだけまとめたまぁと感心しました。

以上、今回の演奏に対する感想をつらつら書いてみました。周囲のお客様から聴こえてきた感想も良かった様に思えます。室内楽演奏会に向けての練習は、通常の合奏練習時間外に各自自主的に行っています。なので、奏者のやる気次第で如何様にもなります。今回の様な演奏を聴くと、私もやりたくなってきます。楽譜の調達とかは細々とやっているので、何時かはチャレンジしたいですね。

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