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2005/10/04

平成電電、民事再生法の適用を申請

たまには、自分とこの業界ネタを、といってもいいニュースではありませんが。

讀賣新聞のWeb Siteより

 ベンチャー系通信の平成電電は3日午前、東京地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。負債総額は9月末時点で約1200億円とみられる。営業やサービスは今後も継続する。

 平成電電はNTT東日本や西日本に基本料を払わなくて済む割安固定電話サービス「CHOKKA」やADSL(非対称デジタル加入者線)サービスを提供しており、契約者数は約16万人いる。

 同社によると、CHOKKA事業で多額の設備投資や派手な宣伝を行ったが、競争の激化などで契約者数が思うように伸びずに収益が低迷。3日以降の資金繰りのめどがたたなくなったと説明している。

久しぶりに流れた通信事業者の破綻のニュースです。通信事業者はインフラ事業故、事業当初の設備投資額が他の業種よりも高額になります。事業が黒字化するのには時間がかかります。平成電電も当初は格安料金を売りに加入者を増やしていたようですが、大手との料金安値競争で財務体質が疲弊してしまったようです。今の通信業界、何でもかんでも料金安値競争にあります。身近なところでは携帯電話の料金体系で各社あの手この手で「うちのが一番安いですよ」と競争してますよね。

平成電電は再建策を模索しながら事業はこれからも続けるとの事。加入者は当分は今まで通りのサービスを受けられそうです。が、今後はどうなるかは....再建策如何によっては事業の売却もあり得ます。そうなったら、これまで同様のサービスが受けられるかは判りません。

つくづくこの業界、ベンチャー企業が成功するのは難しいと思わせるニュースでした。

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