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2005/09/15

荻窪いちべえ 乾坤一 唎き酒会

9月12日(月)荻窪いちべえで催された「乾坤一」(けんこんいち)の唎き酒会に参加しました。乾坤一は宮城県の有限会社大沼酒造店のお酒です。

開始時間の19:00より少し遅れてお店に到着。まだ始まっていませんでした。席を案内されるとそこは常連さんでかためられてました(^_^;今回は50人位集まったでしょうか、大量ドタキャンも無く盛況です。フルネットの中野社長と漫画家の高瀬先生のお言葉の後、大沼酒造店の社長のご挨拶と続き、そして乾杯。乾杯酒は大吟醸原酒斗瓶取り(だったと思ふ)。なかなか美味しかったです。この日、供されたお酒は純米,純米吟醸から大吟醸まで9種(だったと思ふ)。原料米は山田錦,雄町,美山錦に宮城県産酒造好適米の蔵の華に飯米のササニシキ等を使用し、酵母は全て宮城酵母だそうです。写真は当日供されたお酒の一部です。050912_19350001

実を言うと、乾坤一は何度かお店から薦められて呑んだことがあるのですが、印象としては今一ピンとこなかったんです。なので、乾杯酒で頂いた大吟醸を呑んでみてその美味しさに少々驚きです。

多分、全種試飲したと思いますが、個人的に気に入ったのは美山錦を使用した2種、純吟原酒と超辛口純吟原酒(日本酒度+14)です。同じお米から造られたお酒ですが、その味わいは対照的です。純吟原酒は柔らかく少しとろっとした感じの口当たりで旨味が感じられるお酒。超辛口純吟原酒はキリっとした呑み口に酸味が感じられるお酒。どちらも共通して思ったのは和食に合う食中酒に適しているな、という事。和食なら素材は何でもいけそうです。

ササニシキを原料米したお酒は2種ありましたが、私は冬華 純吟原酒の方が好みでした。飯米を原料にしたお酒は多分初体験だと思いますが、他所でも造られているとの事。おそらくまた呑む機会があるでしょう。

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今回の目玉(と言っていいでしょう)は写真の1978年製特級酒の古酒26年ものです。冷蔵保存だと思っていたら、瓶詰めで常温保存との事。不純物が腐りきり澱となって沈殿しきった状態になったものの上澄みを取るんだそうです。その色はきれいな山吹色をしています。香りや呑み口は、いやな老ね香もなく甘い香りがして少しとろみがあります。肝心の味はというと、これがまた美味しい、の一言です。冷えた状態でもお燗でもその美味しさは変わりません。別格です。
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なんでも、このお酒は社長が初めて蔵の手伝いをした時に造ったお酒だそうで、古酒として残してあるのはこの1978年製だけだそうです。常温貯蔵の場合、古酒として呑める様になるまでは最低7年かかるんだそうです。それはともかく、美味しいから何杯も呑んでしまいました。ご馳走様です。

何時間お店にいたかな。確か22:00頃に中締めをしてその後、閉店まで居座ったから....5時間?大変良い勉強をさせてもらいました。次回も楽しみです。

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コメント

どんな味なんだろ~。表現力のない私には、そうやって味を人に伝えることが出来ないのが悩み。
きき酒会みたいなのは、この前初めて出席してみましたがなかなか楽しかったです。知識が深まると、また興味持って飲めますよね!

>hirorinさん

私は語彙が乏しいので、味を表現するのは苦労しています。ただ「美味しい」だけでなく、「~のようだ」とか書いてみたいのですが。

いちべえさんの唎き酒会は、料理もあるので悪酔いせずに楽しめます。

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