今日の呑み-荻窪いちべえ(2005/7/27)
23日の日本酒講座を゛つまらない仕事゛でキャンセルしてしまったお詫びと、台風で空いているだろうという目論見から仕事帰りに荻窪いちべえに寄りました。
入り口の扉を開けると案の定空き空き:p すんなりカウンターに通されて、先ずは中生ビールを一杯。注文した料理は、じゃこ豆腐,ツナサラダ,鳥の唐揚げいちべえ風,後から冷やしトマトと割子うどん。最初はやや油が多い料理を後半はさっぱりした料理になりました。それに合わせて呑んだお酒は次の通り。
・中生ビール(サッポロ)
・純白二峯 純米吟醸 無濾過原酒 山田錦(H17.7製造)
・南 純米大吟醸 斗瓶取り壱号
・純白二峯 純米吟醸 無濾過原酒(H17.6製造)
・くどき上手 +20 玄米仕込
・瑞冠 ...だったと思う、もう覚えていない...
南を除いては口当たりのすっきりした、中にはやや水っぽい味の濃くないお酒になりました。
純白二峯は新潟の加茂乃井酒造さんのお酒です。ここの蔵は、“泉流酒造方法”家元四代目の多賀友夫氏の指導の基、女性だけで醸しているそうです。ここのお酒をいただくのは今回が2回目。初めていただいたのは高瀬先生の日本酒講座6月の会の時でした。その時はすっきりした呑み口だけど旨味や酸味が強いわけでもなく米の味が強調されるでもなくちょっとピンボケな味に感じて、これをあと2-3ヶ月寝かせるといいんじゃないかな、と周りの人たちと話したのですが、今日呑んだお酒(H17.7製造)は以前よりも米の味がするややしっかりした味わいに変わっていました。本当に同じ蔵のお酒なの?と思ったくらいです。後で前回の残り(H17.6製造)も呑んだのですが、やはり味が違います。
おそらくここの蔵は酒造りに関してまだ試行錯誤の段階かなと思われます。これからもっと伸びるのではないでしょうか。今後に期待したい蔵です。
南の斗瓶取り壱号は、純米吟醸では何度も呑んだ事がありますが、純米大吟醸では初めて。純米吟醸よりも酸味が強く感じます。ガス感も強くお猪口に開けてもプチプチとガスが泡をたててます。美味しいお酒です。
くどき上手 玄米仕込みは先週入荷したお酒、ラベルはいつもの美人画ではありません。玄米は掛米で使われています。透明な瓶に入れているので酒の色がわかるかと思いますが、黄金色をしています。色だけでは日本酒じゃないような感じです。呑んでみるといい意味で水っぽく日本酒度+20と大辛口の割には呑みやすいです。それと、酸味とも旨味とも言えない味がします。所謂「複雑味」というものでしょうか。精米した米では味わえない味覚です。この「複雑味」は酒の温度が上がるとさらに感じます。面白いお酒です。
気が付くとお店に3時間もいた事に、今日はやや呑みすぎました。
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