カテゴリー「唎き酒会」の記事

2009/05/18

荻窪いちべえ唎き酒会 (2009年3~5月)

荻窪いちべえさんで開催されている唎き酒会、3月以降も月1ペースで行われていまして、アチキは何とか休まず参加していました。呑んだ感想などをちょっと書いて簡単に振り返って見ます。

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2009/02/11

荻窪いちべえ 雪の茅舎 唎き酒会(2009年2月)

一昨日、2月9日(月)は荻窪いちべえさん月例の唎き酒会でした。今回のお酒は秋田県由利本荘市の蔵元、株式会社齋彌酒造店の「雪の茅舎」(ゆきのぼうしゃ)です。

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この蔵元のお酒では、長年造られている「由利正宗」をご存じの方が多いかも。「由利正宗」は主に地元向けに卸していて、現在の主力商品は「雪の茅舎」だそうです。銘柄の「茅舎」とは茅ぶき屋根の家の事。何でも、ある作家さんが冬にこの蔵を訪ねた際、帰りの車中で雪に埋もれた茅ぶき屋根の農家が点在する景色を見て、お酒の銘を「雪の茅舎」にしたらと勧めたんだそうです。

今回も70名を超える参加者でした。開始時間の19:30を過ぎても未だ到着していない人が結構いらっしゃいましたが、電車でも遅れていたんですかねぇ。数分したら会が始まりました。

この日供されたお酒は8種。一通り呑んだと思います。お酒感想は次の通りです。尚、()内は使用米と精米歩合です。


雪の茅舎 純米大吟醸生酒 製造番号酒 第一三九番 無濾過生原酒(山田錦 35%)
……乾杯酒です。お酒が片口に注がれると辺りに好い香りが漂いました。穏やかな味わいで呑み込むとすーっと身体に入り込む感じがしました。
雪の茅舎 大吟醸 無濾過原酒(麹米:山田錦/掛米:秋田酒こまち 40%)
……乾杯酒と比べて味がありますが、決して強すぎることなく呑み易いお酒です。お燗にするとふくらみが増して味わい深くなりました。でも、しつこくないんですよねぇ。
雪の茅舎 純米吟醸 愛山 無濾過原酒(愛山 50%)
……旨味と愛山で醸したお酒に見られる甘味が、旨味などの他の味わいと調和されていて上品な感じがします。呑み込んだ後、すーっと消えていくキレの良さが心地良いです。このお酒もお燗にするとふくらみが増して味わい深くなります。
雪の茅舎 純米吟醸 無濾過原酒(麹米:山田錦/掛米:秋田酒こまち 55%)
……上記3種よりも少し硬めの口当たりで、呑み込むとサッパリとした爽快感がします。多く呑んでも呑み疲れしないかと思います。このお酒だったと思いますが、お燗にすると酸味が少し強くなって冷えた状態とは違った味わいになりました。
雪の茅舎 純米吟醸限定生酒 無濾過生原酒(麹米:山田錦/掛米:秋田酒こまち 55%)
……この冬に造られたお酒だそうです。優しくてきれいな感じのするお酒です。口に含むと旨味が口中に拡がって何となくほっこりとした気分になります。やはりこのお酒も呑み込んだ後にすーっと消えていく感じがしました。
雪の茅舎 秘伝山廃 無濾過原酒(麹米:山田錦/掛米:秋田酒こまち 50%)
……お燗でいただきましたが、強くなくて程良い熟成香とほんのりと感じる甘味が口中に拡がって気持ちよくなります。呑んだ後は何となくまったりとしてしまいます。
雪の茅舎 山廃純米限定生酒 無濾過生原酒(麹米:山田錦/掛米:秋田酒こまち 65%)
……このお酒もこの冬に造られたお酒です。山廃仕込みのお酒に多く感じる力強さやどっしり感では無い、落ち着いた感じがします。酸味と旨味が交じり合っていると思います。またキレもあります。上記の「秘伝山廃」もそうですが、この蔵の山廃は他の蔵のそれと比べて呑み易いです。
雪の茅舎 隠し酒(吟の精60%)
……2000年醸造の古酒ですが、熟成香や旨味などの味わいはきつくなくて上品さを感じます。多くは呑めなかったので、ぼんやりとした感想しかないです(-_-)


こんな感想になりました。「すーっと」とか「キレがある」等の言葉が多くなりましたが、どのお酒も強すぎずしつこくない味わいでした。

深々と雪が積もった田んぼのあぜ道に佇んでいると、雪がはらはらと舞い降りてきて手のひらに触れた瞬間消えて無くなる....
呑んでいてそんな光景が浮かんできました。お酒に儚さや上品さを感じました。

そんな優しい感じのするお酒もお燗にするとふくらみが増して味わい深くなりましたが、上品さは変わらなかった感じがします。

何処かの小料理屋さんでこのお酒をお燗に点けてもらって、カウンターで相席の色白の秋田美人に「お一つどうぞ」何て言われたら....
そんな場面に出会いたいや-ね(*^_^*) 妄想するのは自由でしょ(^o^)


前回「雪の茅舎」の唎き酒会が催されたのは2007年1月でした。その時の感想はこちらです。↓
 荻窪いちべえ 雪の茅舎 唎き酒会(2007年1月)
読み返すと、今回とほぼ似たような感想を書いているやうな。蔵が目指す酒質は変わっていないと言うことでしょうか。


今回「雪の茅舎」を呑んでいて、段々と腰を据えて呑みたくなりました。が、何となく忙しくて(せわしくて)落ち着いて呑む事ができませんでした。お酒も料理も美味しかったのにそれがちょっと残念でした。

一つ反省、今回、色々と愚痴ってしまいまして申し訳ございませんでした。
>常連の皆様。次回は愚痴らないように気をつけますm(_ _)m


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2009/01/21

荻窪いちべえ 獺祭 唎き酒会

1月19日(月)、荻窪いちべえさんで2009年最初の唎き酒会が新年会も兼ねて催されました。今回のお酒は山口県岩国市に居を構える旭酒造株式会社の「獺祭(だっさい)」です。

蔵元曰く、酒造りを追求していく内に、酒米は全て「山田錦」、全て精米歩合は50%以下の「純米大吟醸」と言う拘りの造りに現在なっているそうです。近年は米国にも販売網を拡げ、日本酒の海外普及に一役買っているとの事です。

銘柄の「獺祭」に用いている「(カワウソ)」の文字は、カワウソにまつわる言い伝えがある蔵元所在地の「獺越」から取っているとの事。カワウソが捕らえた魚を岸に並べてまるで祭をするように見えるところから、書物を多く紐解き、座右に並べて詩文を作る様を「獺祭」と言うそうです。俳人の正岡子規が称した数ある雅号の中には、「獺祭書屋主人」と言うのもあります。

アチキにとっては4ヶ月ぶりの唎き酒会です。職場を定時に出て、適当に時間を潰してから開始時間の19時半少し前に到着。お店の入っているビルのエレベーターには本日貸切の張り紙が....109名も集まったそうです。まぁ、何ともはや....で、待つこと数分したら会の始まり。今回供されたお酒は7種+α。次から次とお酒が注がれ呑んでいたので、自信がありませんが感想をまとめてみると、


獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 うすにごり(特別出品)
……乾杯酒です。柔らかい口当たり呑みやすいお酒です。香り・味が何とも上品な感じがします。会の後半、ぬる燗でもいただきましたが、膨らみが増してさらに美味しくなりました。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
……乾杯酒と比べてキレがあります。このお酒もお米の旨味を品良く出していると思います。また甘味も感じられます。他の銘柄の純米大吟醸よりも味が濃くないので、スイスイ呑めてしまいそうです。
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
……上記2種より酸味を強く感じますが、しつこくなく且つ旨味や甘味とのバランスが良いので呑み疲れしないと思います。香りも上品です。今回いただいたお酒の中では、このお酒が一番の好みでした。
獺祭 純米大吟醸 50
……商品名の「50」は精米歩合が50%と言う意味だそうです。精米技術が長けているからでしょうか、嫌な雑味は感じられず「きれい」な味わいになっています。
獺祭 純米大吟醸 発泡にごり酒50
……にごり酒の割にはすっきりしていたと思います。お燗だと味わい深くなってさらに美味しくなりました。もろみ臭さが殆ど感じられないので、にごり酒が苦手、と言う方にもお勧めです。
獺祭 純米大吟醸 温め酒50
……お燗向きのお酒として造られたものです。冷えた状態では旨味が程良く出ていて、この状態でも十分美味しいです。お燗につけると、味わいが増して呑み応えがあります。この時期にピッタリのお酒ですね。
獺祭 純米大吟醸 遠心分離 磨き二割三分
……もろみからお酒を抽出する際に、機械で圧力を掛けるのではなく遠心分離器を用いて無加圧状態でもろみからお酒を分離させた品種です。旨味の中に少し辛さが見え隠れします。酸味も程良く、同じ精米歩合で上槽したお酒よりも味が濃いです。
獺祭 純米大吟醸 発泡にごり酒 磨き二割三分
……他の銘柄のにごり酒で感じるもろみ臭さ(その臭さもまた好いのですが)は感じられず、呑みやすいお酒に仕上がっています。口に含むと活性ガスのピリピリ感が心地よいです。


今回頂いたお酒は、どれも穏やかな香りと出し過ぎない上品な味わいは、造りの方向が一方向を向いていて、お酒の「優等生」とでも言いましょうか、蔵元の酒造りに対する「真面目さ」を感じました。

常連のHさんも仰ってましたが、日本酒を余り呑んだことの無い方に最初に勧めたいお酒の一つです。2年位前かな、武蔵野某楽団で余りお酒が強くないA姉さんが、山口に出張に行ったときに「獺祭」を呑んだそうで、「とても美味しかった」とニコニコして話していたのを思い出しました。


そういえば、出品酒の写真は......無い。撮ったけど保存するのを忘れてしまいました(T_T) 間抜けな奴です。


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2008/09/09

荻窪いちべえ 辻善兵衛 唎き酒会

荻窪いちべえさん月例の唎き酒会報告です。9月は栃木県真岡市の老舗株式会社辻善兵衛商店が醸す「辻善兵衛」と「桜川」です。辻善兵衛商店は創業宝暦四年(1754年)と歴史が古く、現在杜氏を務める辻寛之氏は16代目の32歳、将来有望な下野杜氏第2期認定者です。

19時半開始に合わせてお店に向かうと、ビルの入口のこんなのぼりが...

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期待してお店に入って待つこと数分で会の始まり。出品酒は純米酒の「辻善兵衛」5種とアルコール添加の「桜川」3種の計8種。

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簡単に感想を書くと...

辻善兵衛 純米大吟醸 山田錦40% 19BY
……乾杯酒です。穏やかな香りに柔らかい口当たり、酸と旨味のバランスが良く呑みやすいお酒です。
辻善兵衛 純米吟醸 雄町
……常温でいただきましたが、雄町らしい濃醇な味わいです。やや感じる辛みがアクセントになっています。
辻善兵衛 純米吟醸 活性にごり 雄町
……辻善兵衛の活性にごりは何度か呑んだ事があります。酸とガス感のバランスが良く、もろみの味もします。開栓時のガスの勢いは相変わらず凄いです。
辻善兵衛 純米吟醸 中取り 生 五百万石
……酸味主体の味わいですが、バランスが良いです。呑み込んだ後から感じる旨味と僅かな苦味も心地よいです。
辻善兵衛 純米 生原酒 五百万石
……やや温んだ状態だと酸味が程良く強調されています。さらに温んでくると旨味中心の味わいが段々としてきます。

桜川 吟醸 美山錦
……純米酒の「辻善兵衛」と比べてやや辛めです。アルコール添加からくる華やかな味わい・香りがします。
桜川 大吟醸 山田錦50%
……思ったより濃醇な味わいです。アル添酒らしい香りはしますが、控えめです。ぬる燗にしたら味にふくらみが増した気がしました。燗上がりのお酒かな。
桜川 大吟醸 5年熟成酒 山田錦40%(参考出品)
……口に含むと仄かな熟成香が感じられます。辛さにほんのり苦味が加わる複雑な味わいですが、しつこくなくて思ったよりスッキリしています。

ここの蔵元が使用している仕込水は鬼怒川水系の伏流水で軟水、柔らかな口当たりです。「辻善兵衛」の方は仕込水の特徴を活かした柔らかい口当たりが印象に残りました。一方の「桜川」は、「辻善兵衛」の良さにアルコール添加から来る華やかさが加わった感じ。それぞれの造りの違いが楽しめました。

最近、栃木県のお酒を呑む機会が増えました。増えただけでなくいつも楽しませてくれます。この蔵もその一つ、これからも呑んで楽しくなるお酒を造っていただきたいです。

今回も60名位集まりましたでしょうか、毎回盛況です。ちょっと早い重陽の節句でした。


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2008/08/13

荻窪いちべえ 陸奥八仙 唎き酒会(2008年8月)

休日を利用して参加した荻窪いちべえさんの唎き酒会の報告です。今月の蔵元は青森県八戸市の老舗、八戸酒造株式会社でお酒は「陸奥八仙」。昨年に引き続き2回目の登場です。前回の感想はこちら↓です。

 荻窪いちべえ 陸奥八仙 唎き酒会(2007年9月)

最近の唎き酒会は参加者が増えて、予約を事前に締め切ることが多くなりました。今回も84名集まりました。盛況ですねぇ。会はいつもの通り(株)フルネットの中野社長、高瀬斉先生の挨拶から始まり、続いて蔵元の駒井専務の挨拶となりました。曰く、先日、東北地方を襲った大地震では被害はあったもののそれ程大きくなく翌日から営業できたとの事です。一安心でした。

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今回の供されたお酒は10+特別出品1の計11種類。お酒の種類は多かったのですが、参加人数も多かったので、全部味わう事はできませんでした。先ずは出品酒を挙げますと、

・陸奥八仙 純米大吟醸 華想い 無濾過生原酒(華想い)
・陸奥八仙 純米吟醸 中汲み無濾過生原酒(華吹雪)
・陸奥八仙 純米吟醸 瓶火無濾過原酒(華吹雪)
・陸奥八仙 特別純米 中汲み無濾過生原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 特別純米 直汲み無濾過生原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 ひやおろし 特別純米 瓶火無濾過原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 槽酒 特別純米 無濾過生原酒(華吹雪、むつほまれ)
・陸奥八仙 ISARIBI 特別純米 無濾過生原酒(華吹雪)
・陸奥八仙 ISARIBI 特別純米 無濾過生詰め(華吹雪)
・陸奥八仙 吟醸 中汲み無濾過生酒(華吹雪、むつほまれ)
※()内は酒米です。全て青森県産のお米だそうです。
以上は全てH19BY、特別出品は、陸奥八仙 特別純米 直汲み無濾過生原酒のH18BYでした。

今回呑んでみて総じて感じたのは、味が一つの方向を向いているなと言う事。やや濃いめで旨味が強調されている濃醇な味わいに、造り・搾りの違いによる差が味の差となって表れているように感じました。造りから数ヶ月経って熟成された結果なのでしょうか。ブレが大きくないので、どのお酒も楽しめました。

個別に幾つか挙げると...
 純米大吟醸は口に含むと決して華やかではないのですが仄かに香る吟醸香が心地よく、また旨味が口中に十分拡がりました。
 純米吟醸 瓶火は生酒に比べてややまったりとした落ち着いた味わいでした。瓶詰めで火入れをしているから「生貯蔵酒」ですね。
 今回、醸造アルコールを添加したお酒は吟醸酒1種だけでしたが、アルコール臭は感じませんでした。やや硬いかなと思われる口当たりが、このお酒の特徴になっているかもしれません。
 毎度の事ながらお燗酒もいただきましたが、特別純米のどちらかが、ふくらみが増してさらに美味しくなってましたねぇ。
 ひやおろしは市場に出回る前に一足早くいただいた事になるのですかね。呑むとツルンとした口当たりが他には無く、楽しめました。味も十分出ていて美味しかったです。

 特別純米中汲みは、酒造年度が異なる(H19BYとH18BY)2種類のお酒をいただきました。呑み比べてみると、1年寝かしたH18BYは、結構酸が出ていて想像したよりも熟成している感じがしませんでした。蔵元に尋ねると、冷蔵庫に保存していたので、熟成がそんなに進んでいないとの事でした。もっと寝かしたらどうなるんですかねぇ、自宅で試してみないかい>E氏。

てな感じで、あれこれ呑んで約3時間があっという間に過ぎました。ごちそうさまでした。

 

 

 

おまけ

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2008/04/10

荻窪いちべえ 臥龍梅 唎き酒会

久しぶりに荻窪いちべえさんの唎き酒会報告をば。
4月は7日(月)に開催されました。お酒は静岡県静岡市清水区にある三和酒造株式会社の「臥龍梅」。このお酒が利き酒会で取り上げられるのは2回目ですが、色々なイベントでお目にかかるので2回目という気がしません(^_^)

65人程集まり今回も盛況でした。供されたお酒は純米大吟醸から純米まで7種類、一通り感想を書きます。

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臥龍梅 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦40%
……乾杯酒です。吟醸香はそんなに強くなく、口に含むとほんのり香る程度です。滑らかな口当たりと控えめな旨味が落ち着いた心地にさせます。会の後半にぬる燗でいただきましたが、何コレ!!!と思わず言ってしまうくらい美味しくなりました。

主力商品の純米吟醸はお米の種類から4種、味の違いを探ります。
臥龍梅 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦55%
……純米大吟醸よりも濃厚な味わいです。お米の旨味と桃??の様な味わいを感じることができます。
臥龍梅 純米吟醸 無濾過生原酒 誉富士55%
……冷えた状態では、旨味の後にほんの少し感じる苦味が面白いです。熱めのお燗に点けると苦味は無くなり旨味が前面に出てきます。
臥龍梅 純米吟醸 無濾過生原酒 短稈渡船(たんかんわたりぶね)55%
……幻の復刻米で醸したお酒が今年もお目見えです。やや辛口でしょうか。純吟4種のお酒の中ではこれが最も淡麗な味わいでした。
臥龍梅 純米吟醸 無濾過生原酒 五百万石55%
……口に含むと爽やかな感じがしましたが、後から旨味が現れます。

残る2種は純米酒と吟醸酒です。
臥龍梅 吟醸 無濾過生原酒 五百万石55%
……アルコールが添加されている分、華やかな香りが立っています。しかし呑んでもアルコール臭さはありません。おそらくアルコールの添加量は少量で、香り付けにのみ使用しているんじゃないかと思います。蔵元に聞くの忘れた(-_-;
臥龍梅 純米酒 原酒 日本晴れ60%
……お米の旨味が程よく主張していますが、しつこくありません。呑み易いお酒です。

普段から呑む事が多いお酒なので、メチャクチャびっくりするような感動はありませんが、造りにブレが無くて味の方向性がしっかりと見定められてるな、と改めて感じました。やっぱりアチキはこのお酒好きです。

会の後半はジャンケン大会で勝った人から順にグッズをもらっていきましたが、大層な物いただいちゃってすみません。大事にします、ハイ。

2007/10/06

荻窪いちべえ 松の寿,大那 唎き酒会

10月1日は日本酒の日、酒呑みにはおめでたい日に唎き酒会が催されました。
毎度お世話にっている荻窪いちべえの唎き酒会、今回は栃木県の蔵元2蔵から出品、栃木県塩谷郡塩屋町の株式会社松井酒造店が醸す「松の寿」と栃木県大田原市の菊の里酒造株式会社が醸す「大那」です。

「大那」は2回目、「松の寿」は今回が初めてです。

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この日は友人1名と一緒に参加、荻窪駅で待ち合わせてからお店に入りました。お酒は「松の寿」「大那」それぞれ5種類ずつ計10種類とまぁ、多かったです。

ここからが言い訳ですが、1種類ずつ感想をメモしようと思ったら次から次とお酒が冷えた状態やお燗で出てきたので、書ききれず。個別の感想は今回割愛です。ご容赦を。

一応、出品酒を書きます。

・松の寿 大吟醸 吊るし斗瓶囲い 18BY金賞受賞酒
・松の寿 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町50 18BY
・松の寿 純米吟醸 山田錦50 18BY
・松の寿 純米 山田錦60 18BY
・松の寿 純米ひやおろし 栃酒14号 18BY

・大那 純米大吟醸 吊るし斗瓶囲い 山田錦45 18BY
・大那 純米吟醸 中取り原酒 雄町 17BY
・大那 山廃純米 那須五百万石 18BY
・大那 純米吟醸 中取り原酒ひやおろし 自社田山田錦 18BY
・大那 純米原酒ひやおろし 五百万石57 18BY

どちらのお酒も大吟醸から純米まで、それにこの時期ならではの「ひやおろし」と多彩でした。 呑み比べて味わいの傾向の違いを感じました。

松の寿」はどのお酒も味わいが同じ方向を向いていて、お米の旨味が充分に引き出されていて且つ酸味が心地よさを演出しています。一方「大那」は原料米や造りから来る味の違いがあり、同じ銘柄で様々な味わいが楽しめます。どちらが良いと言うわけでなく、蔵元の造りの違いによる味わいの違いが楽しめて「酒屋万流」の一部を垣間見た気がしました。

どちらも蔵元さんは30代と若く、これからどんなお酒を醸してくれるのか楽しみな蔵です。友人は今回も楽しめたようです。よかったよかった。

「松の寿」の蔵元は今回奥様もご同伴、奥様はネットでは「若葉」のHNでWebsiteとブログを開設しています。お酒の造りの詳しい説明や酒屋の妻の愚痴に至るまで、読んでて面白いですよ。

この日10月1日は日本酒の日、酒呑みにはおめでたい日に入籍を済ませた常連さんご夫妻も出席。何ヶ月も前から事ある毎にはやし立てていましたが、この日は最高に盛り上がりました。おめでとうございます。

2007/09/25

荻窪いちべえ 陸奥八仙 唎き酒会(2007年9月)

もう2週間前のことを。9月10日(月)に荻窪いちべえで行われた唎き酒会の報告です。

この日のお酒は、青森県八戸市にある八戸酒造株式会社が醸す「陸奥八仙」でした。

アチキは会が始まるちょっと前にお店に着きました。お店は50人ほどのお客様で今回も盛況です。会の始まりはフルネット中野社長と漫画家高瀬斉先生のお言葉から、そして蔵元から一言いただいて乾杯です。

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今回の出品酒は「陸奥八仙」が8種類、「陸奥男山」が1種類の計9種類。簡単に感想を書いていきます。

陸奥八仙 純米大吟醸 華想い40 17BY
……青森県産の酒米好適米「華想い」を40%まで磨いたお酒を1年寝かせたお酒。落ち着いた香りが口中にふわっと拡がります。
陸奥八仙 純米吟醸 華 中汲み 無濾過生原酒 17BY
……このお酒の酒米も青森県産の「華吹雪」です。円やかな口当たりで落ち着いた雰囲気があります。旨味ものっています。
陸奥八仙 純米吟醸 華 中汲み無濾過生原酒
……こちらは今年の冬に醸したお酒。冷えた状態では、青リンゴの様なさわやかな酸味の中に旨味が隠れています。ぬる燗では香りが立ち華やかな感じがします。酸も程良いです。
陸奥八仙 特別純米 中汲み 無濾過生原酒
……冷えた状態では、酸が立っていますがちょっとベタッとした感触がありました。ぬる燗にすると軽くなって呑みやすくなります。酒米は「華吹雪」と「むつほまれ」を使用しているそうです。
陸奥八仙 槽酒 特別純米 無濾過生原酒
……軽くて呑みやすいです。ぬる燗を冷ますと酸が増すような気がしました。このお酒も酒米は「華吹雪」と「むつほまれ」です。
陸奥八仙ISARIBI 特別純米 無濾過生詰め
……貯蔵時に1回火入れしたお酒ですね。冷えた状態では口中に拡がる酸と旨味のバランスが良いです。お燗では円やかな口当たりで呑みやすく、旨味が増します。お刺身との相性が良く、呑みと食が進みました。
陸奥八仙 特別純米 瓶火 無濾過生原酒 ひやおろし
……今年のひやおろしです。円やかな口当たりで味がのっている中に仄かな酸味を感じます。
陸奥八仙 吟醸 中汲み 無濾過生詰め
……今回の出品酒の中でただ一つのアル添酒です。上記のお酒に比べてやや硬さを感じます。酸が心地よいです。少し温むと硬さが薄まり呑みやすくなります。

陸奥男山 純米 がんじゃ里山の酒
……自社栽培によるオーガニック米で醸したお酒。お燗でいただきましたが、想像していたよりスッキリした呑み口でした。


以上のような感想です。レジメに記載されていた数値を見ると、アルコール度数は16~17%台、日本酒度は-3~3、酸度が1.4~2と酸度が高めの傾向があります。確かに酸味を強く感じるお酒が多かったと思います。その酸味が味を引き立てているのもあればやや強すぎるかなと感じたお酒もあり、この辺りの味のバランスをどう持っていくか今後の楽しみかな、と思います。

2007/08/09

荻窪いちべえ 奥 唎き酒会

毎度参加している荻窪いちべえの唎き酒会、今月は6日(月)でした。今回は愛知県幡豆郡幡豆(はず)町の蔵元、山崎合資会社が醸す「奥」です。

アチキは仕事が延びて会が始まるギリギリにお店に着きました。今回も50人位集まりましたでしょうか。フルネット中野社長と漫画家高瀬斉先生のお言葉の後、蔵元から一言いただいて乾杯です。

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今回の出品酒は、酒造好適米「夢山水」で醸した「奥」6種類と同じく酒造好適米「若水」で醸した「焚火」1種類の計7種類でした。うる覚えながらで感想を書いていきます。

奥 純米大吟醸 原酒 18BY(本生)
……乾杯酒、決して華やかではないが心地よい香りがします。口当たりは柔らかくて、何となくとろみを感じます。味わいは米の旨味が十分出ています。酸味とのバランスも良いです。
奥 純米大吟醸 原酒 17BY(本生)
……1年寝かしたお酒です。H18BYより円みを帯びていてさらに口当たりが優しいです。比較的呑みやすいお酒です。
奥 純米吟醸 原酒 2003年(火入)
……こちらは4年寝かしたお酒です。呑んでみて思ったより若々しく感じました。蔵元では醸したお酒を低温貯蔵しているそうです。熟成の進み具合が遅いのかもしれません。もっと寝かしてもいいのではないかと思いました。ぬる燗でいただいたら、口当たりが柔らかくなり酸も立ちました。
奥 純米吟醸 原酒 17BY(火入)
……今回呑んだお酒では最も甘く感じました。
奥 純米吟醸 原酒 18BY(本生)
……多分、呑んでいない....不覚(T_T)
奥 純米吟醸 3割 活性にごり(本生)
……酸味と旨味のバランスが良いです。ガス感もきつくなく物足りなくもなく、呑みやすいにごり酒になっています。
焚火 純米吟醸 原酒 17BY(火入)
……奥とは味わいが異なり、辛口のお酒です。キリッとしていますが、1年寝かしているのできつくはありません。

「奥」も「焚火」もそれぞれの特徴が良く出ていたと思います。出品酒の半分が生原酒でしたが、上槽してから数ヶ月経っているでしょうから、フレッシュさよりも熟成された味わいを楽しめました。

アチキは時々このお酒をいただきます。食事しながら呑むと言うよりも、食後にまったりと呑む事が多いです。今回もそんな呑み方がこのお酒には合っているかなと思いました。

2007/07/15

荻窪いちべえ 天の戸 唎き酒会

ちょっと遅くなりましたが、荻窪いちべえでの唎き酒会の報告です。今月は9日(月)に開催。お酒は秋田県横手市の浅舞酒造株式会社が醸す「天の戸(あまのと)」です。

参加者は50人位だったと思います。いつもの様にフルネット中野社長と漫画家高瀬斉先生のお言葉の後、蔵元から一言、と思ってたら乾杯に、桂馬社長、忘れたな。

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今回供されたお酒は7種類でした。それぞれ感想をば、

天の戸 大吟醸 金賞受賞酒
……乾杯酒です。使用米は「秋田酒こまち」、38%まで磨いてます。唎き酒グラスに注がれると心地よい吟醸香が漂います。口に含むと引き締まった感じが先に来ます。その後に旨味が口中に拡がります。華やかな酸味も美味しさを演出しています。褒めすぎかな。
白雲悠々(はくうんゆうゆう) 純米大吟醸
……酒米は「美郷錦」を使用しています。このお酒もお米を38%まで磨いてます。冷えた状態では金賞受賞酒と比して落ち着いた感じがします。旨味と酸味のバランスが良いからでしょう。ぬる燗でもいただきましたが、こちらはふくらみが出て呑んでホッと落ち着く、そんな感じがしました。
天の戸 大吟醸 大吟45
……精米歩合が前記2種とは異なり45%に留めています。酒米は「吟の精」です。華やかさは薄いのですが、しっかりした味わいでグッと呑ませてくれます。かすかに感じるリンゴのような酸味が爽やかさを醸し出していて、これまた少し感じる苦みが旨さを演出しています。

五風十雨(ごふうじゅうう) 純米吟醸
……酒米「美山錦」50%精米のお酒です。ぬる燗では酸味とコクを感じます。美山錦の特徴を十分引き出していると思います。冷やでの感想...忘れました(^_^;

天の戸美稲(うましね) 特別純米酒
……この蔵の主力品(だと思ってます)。麹米に「吟の精」、掛米に「美山錦」をそれぞれ用いています。呑んでみるとお米の旨味が充分に引き出されていて、そして力強いお酒です。
醇辛天の戸 純米酒
……他のお酒に比べて日本酒度が最も高い(+9)お酒です。醇辛と銘打っているとおり、辛口でしかも旨味も十分感じさせる呑み応えあるお酒です。酒米は「美山錦」です。

天の戸 黒 黒麹仕込
……麹に黄麹ではなく、焼酎や泡盛などに使われる黒麹を用いて醸したお酒。酒米は「秋田酒こまち」です。これまでいただいたお酒とは味の傾向が違っていて、従来の日本酒とは異なる酸味がします。黒麹菌は発酵時にクエン酸を多く出すので、多分クエン酸の酸味が強く感じられるのでしょう。そしてスッキリしています。面白いお酒です。

以上のような感想でした。「天の戸」の純米酒はいちべえさんでも置いていて、実は時々呑んでます。料理を食べながらだったり食後にじっくり呑んだりと、いつも楽しませてくれる好きなお酒の一つで、この会では純米酒クラスは味の再確認、やっぱり美味しかった、と言った案配でした。

純米吟醸以上のお酒は、どれも今回初めていただきました。金賞受賞酒の香り高さは別として、これらのお酒もまたしっかりしていて呑み応えあるな、と思いました。大吟醸酒は食中酒としても申し分なく、実際アチキは料理を食べながら呑んでました。いちべえさんの唎き酒会で出される料理の中には味が濃いのも幾つかあるのですが、それらと合わせても決して負けない、且つ料理の味をさらに引き立たせてくれました。お刺身にも合いますよ。

総じて味の傾向が一方向を示しているなと思いました。口に含んだ時は辛口かなと感じつつもお米の旨味も充分に出ていてしっかりしている、そんな感じでしょうか。フルネットの中野社長の話では、今年の全国新酒鑑評会第1部(山田錦以外の酒米で醸したお酒)で金賞を受賞したそうです。3年連続、通算8度目の金賞は実力があるからでしょう。

ちょっと褒めすぎですかね。好きな銘柄なのでご容赦を。

わいわいしながらのお酒は楽しいものです。結局、この日は沢山呑んでしまい、それにはしゃぎすぎました。翌日、冷静になって自分の行動を振り返ってみると、チト反省しました。ご迷惑をおかけした皆様すみません。

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